向日葵の咲くおうち ②【雪】 (ページ28)

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🌻

康二の運転する車でショッピングモールにやってきた。

到着すると陽葵は康二と手を繋いで子供服売り場に直行。

完全にお財布にされているけど、康二も嬉しそうだし、別にいっか。

康二がデレデレしながら服を選んでいるところと、たくさん試着している陽葵を写真に撮ってAさんに報告すると【舘様、面白がってないでちゃんと止めてよね！】と返ってきたので、一応言っておく。

宮舘「康二、Aさんが怒ってるよ？」

向井「なんでや！」

宮舘「陽葵に服、買いすぎるなってことじゃない？」

向井「そんなん、無理や！ほら、舘様も見て？こんなに似合ってるんやで！？これで買わない選択肢なんてあるんか？少なくとも俺にはない！」

そう言ってオーバーオールを試着中の陽葵をドヤ顔で見せてくる康二。

康二はセンスがいいからな〜。

宮舘「陽葵かわいい。似合ってる。一応忠告したし、康二はAさんに怒られても知らないからね？」

向井「知らん知らん！そんなの聞こえへんもん！陽葵が喜んでくれるなら別にええの！」

これは、恋は盲目的な感じなのだろうか？

結局、康二は袋で両手がいっぱいになるほど服を買っていた。

陽葵『こうじ、ありがとー！だいすき！』

向井「ホンマ〜！？」

パパ活？と口には出さないけど思った俺、えらい。

康二が荷物を車に置きに行っている間に食品売り場へ。

宮舘「陽葵、クッキー作ったことある？」

陽葵『あるよ！ママと！』

宮舘「そっか」

次々と必要なものをカゴの中に入れていく。

陽葵の持っている小さなお手伝いカゴにも軽くて小さいものを入れてあげたら喜んでいた。

大人の真似したい時期ってあるよね。

会計を済ませると、康二と合流。

安全運転の康二の運転で帰宅した。