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、
「んで、ラウールは、こいつのどこがいいわけ？」
『ちょ、何聞いてんの？』
「いいだろ、別に。」
［うーん、まず1つ目は〜、］
『えっ、ラウ！？』
［頑張り屋さんなところが好きです。
何事にも一生懸命な彼女のおかげで
自分も頑張ろうって思えるから。］
「ふーん、次は？」
『ちょっ、もういいってば！！！』
［2つ目は、ツンデレなとこですね。
たとえば、本当は照さんのこと大好きなのに
恥ずかしがってこうやって邪険に扱って後から後悔してる
ところとかが可愛いです。
僕、よくお話聞いてるから照さんのこと
結構詳しいと思いますよ？］
「え、マジ？」
『ねぇ、ラウ！！！ホントもうやめて！？』
、
妹は顔を真っ赤にしているから、
多分彼の言っていることは本当なんだろう。
……何それ、可愛いとこあんじゃん。
、
［そのチョコレートもAから聞いたんです。
お兄さんが好きなんだって。］
「……ふーん。」
『もぉ！ほんと勘弁してっ！』
、
半べそをかき始めたAを見て笑うラウールは、
愛おしいものを見る時の表情をしていた。
、
［だからずっと照さんにお会いしてみたかったんです。
まだ、妹さんのことくださいなんてことは言えないけど、
大事にします。
だから、俺達のこと認めてくれますか？］
、
……あーあ。本当はもっと反対したりしたかったのに。
俺の負けだよ。
A、阿部ちゃんといい、ラウールといい、
男を見る目あんじゃん。笑
、
「勝手にしろ。」
そう呟いて俺は妹の部屋を後にした。
、
俺がダンスをやっていたと知ったラウールが
「照くん、照くん！！！」
と妹以上に懐くようになった話はまた今度。
Fin
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黄色の表紙のテーマは
【可愛らしい兄妹愛】でした！
シスコン、ブラコン気味の兄妹ですが、ぎりぎり可愛いレペルを目指しました。笑
きっと、お兄ちゃんに懐いた彼氏に膨れてる妹ちゃんはいます。笑
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作者名：Sakuya
| 作成日時：2020年12月3日 12時
