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【黒】初恋は実らない? ページ12





高校一年生の春。



私は生まれて初めて本気で人を好きになった。








目黒蓮という名前からキラキラしている彼は


イケメンで、高身長で、サッカーが上手で、優しくて。



でも頭がちょっぴり弱い人。



そんな芸能人でもないのに、他校でも有名に

なっちゃうくらい素敵な人を好きになってしまった。



彼の周りには、いつも男女問わず

キラキラした人達が集まっていて

クラスは同じでも女の子とばかり一緒にいる私は

話すチャンスさえほとんど掴むことが出来なかった。








そんな彼を遠くから見ているだけの日々を

3年間も過ごした私は今日、卒業式を迎えた。



私も彼も都内の大学に進学するけど、

きっと会うのは今日が最後だろう。



大学に入学したら心機一転、新しい恋を見つけたい。



そのために今日は絶対に告白して、

この気持ちに区切りをつけると決めたのだ。









体育館での卒業式が終わり、教室で最後のHRを行って、

だらだらと教室に残りみんなで写真を撮ったり、

卒業アルバムにメッセージを書きあったりしている。



そんな私は、いつもよりも更に人気者になっている

彼のことをチラチラ視界に入れていた。



ふと、1人になった彼を見つけ、すかさず近づく。







『目黒くん!』



「あ、A。卒業おめでとう。」




彼に名前を呼ばれるだけで、

急上昇する心拍数に自分でも笑っちゃう。




『目黒くんも卒業おめでとう。


あのね、ずっと伝えたかったことがあって。』



「ん?なに?」















『私…目黒くんのことがずっと好きでした。』















「え。」



そう言って驚いた顔をする彼に

私は早口でまくし立てるように謝罪の言葉を連ねた。




『ごめん、迷惑だよね。本当に伝えたかっただけなの。


私の自己満足に付き合ってもらっちゃってごめんなさい。


あ、後輩が目黒くんのこと呼んでるよ!早く行かなきゃ!


私も帰るね。バイバイ、3年間ありがとう!』




「ちょっ、待って!」







引き止めてくれた彼の手を振り払って私は走って逃げた。



思い切ってクラスのグループで繋がっていた

彼のSNSもブロックした。









遠ざかり小さくなる高校に



私は彼への恋心を置いてきた…はずだった。





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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年12月3日 12時

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