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街も賑わう金曜日の夜。



ひーくんが連れてきてくれたのはオシャレな個室の居酒屋。



私はお酒がそんなに強くないからカシスオレンジ。



こんなとき、大人の女性は何を飲むんだろう…?



『とりあえず彼と一緒のビールで。』みたいな?



ビールは一度飲んでみた事があるけど苦くて無理だった。



いつか私もビールが美味しいと思う時が来るのだろうか?



なんて考えていたら目の前のひーくんに話しかけられた。




「ねー、A?」



『なーに。ひーくん。』



「……俺に合わせて色々と無理してるよね?」



『そ、そんな事ないよ!?』



分かりやすく動揺する私に、

ひーくんは追い打ちをかけるように言う。




「初めてふっか達と一緒に会った時の服装はもっと

カジュアルだったよね?


今日だって俺が来るまで今はカバンの中に入ってる

プリントとずっとにらめっこしてたでしょ。


もしかしてテスト近いの?」



『あれはたまたまだよ!こういう服も好きなの!


あと、学生だから勉強するのは当たり前でしょ?』



私の必死の言い訳に、彼は少し眉をひそめた。



「俺が自惚れてるだけだったらごめんね。


……Aさ、俺のために大人になろうとしてくれてる?」



『えっ。』



図星すぎて何も言い返せない私に彼は言う。



「やっぱりそうなんだ。」



『えっ。いや、あの、その。』



「A、聞いて?


俺が好きになったのはありのままのAだよ?


年相応でいいの。俺に合わせなくていい。


俺はAがすごく勉強を頑張っていること知ってるよ。


俺達はまだ出会ってからも、付き合い始めてからも

日は浅いけどさ、俺よりも全然若いのに勉強も実習も

頑張ってるところをめちゃくちゃ尊敬してるの。


だから、俺の前では弱音を吐いていいんだよ?


年上の俺になんでも甘えてよ。


俺は頑張って大人になろうとしてるAより、

年下らしく甘えてくれるAが好きだから。」

・→←【黄】頑張る君を



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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年11月7日 12時

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