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【紫】恋が始まるまであと少し ページ35





いつの時代もスクールカーストは存在する。



国や学校がどんな対策をしようと、家庭環境も性格も

容姿も様々な生徒がひとつの教室で生活している訳だから

仕方のないことだと私は思う。





そして、自分が大体カーストの、どの程度に位置するかは

ほぼほぼ抵察することができる。



私は中学の時から教室の端で本を読んでいるような

地味女だから、もちろんカーストは下層。



でも最下層じゃないからいじめられることもない。



もはや空気と同じ存在なのかもしれない。







高校入学時に眼鏡をコンタクトに変えてみたけど、

周りの女の子たちは校則ギリギリのメイクやら染髪やらを

楽しみ始めたので、差が縮まることはないのだと悟った。











そんな私とは真逆の存在がクラスの人気者の深澤くんだ。



校則無視の2連ピアスと金髪に近い髪の毛。



周りにはいつも友達が沢山いて、楽しそうに笑っている。



こういう人がスクールカーストの上位にいるべき人だ。



私は最近、そんな彼と席替えで隣になってしまったのだ。



くじ引きで彼の隣を引き当てた私を見たクラスの女子達は

こぞって交換しようと話しかけてきて、応じようした私に

深澤くんが言ったのだ。









「俺、如月さんが隣がいいな。頭いいんでしょ?


俺バカなんだよね。だから勉強教えてよ。」










その場の空気が一瞬で凍りつくのを感じた私は

守ってきた平穏な生活が奪われる!と深澤くんを睨んだが

彼はなんとも思ってない顔で

「よろしくね、如月さん。」と言った。









それからというもの、彼は毎日私に喋りかけてきた。



「おはよう。今日は髪の毛下ろしてるんだね。」



「教科書忘れちゃったから見せてくれない?」



「ねぇ、この問題の答えってなに?」



私の性格的に無視するわけにもいかず、

いつも反応しているとクラスの子たちからの視線を

背中にビシビシと感じるのだ。



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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年11月7日 12時

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