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【橙】頑張り屋さんにはご褒美を ページ32




し!ん!ど!い!



年末で、やってもやっても何故か逆に溜まっていく仕事に

ため息しか出ない。



仕方なく家に持ち帰ってサービス残業。



なにが労働環境の改善よ!






そんなこんなで忙しいと言い訳をして、大学時代から

5年ほど付き合っている彼氏の康ちゃんを最近雑に

扱ってしまっていることは認める。







毎日何通も彼から届くLINEを無視したり、


かかってきた電話もすぐ切り上げることに加え、


もうかれこれ3週間ほど会っていない。











康ちゃん最優先だった付き合い始めの頃の私が知ったら

卒倒するだろう。












今日はクリスマスイブ。



帰りの電車の中は色めき立ったカップルや、楽しそうな

家族連れで平日の夜とは思えないほど騒がしい。



そんな中、スマホの画面に移る私の顔は酷いもんだ。



まともに寝てないからそりゃそうか……。


なんて自分で勝手に納得していると、ちょうど康ちゃん

からLINEの通知。










「A、今どこおるん?」



『今、仕事終わって電車乗って帰ってるよ。』



「そっか。……怒らんといてな?」



『え、急にどうしたの?』











「クリスマスは会えへんって言われてたのに、

どうしても我慢できひんくて、Aの家来てもうた。」










『えっ、今!?』



「うん…部屋に入っててもええ?」



『いいに決まってるじゃん!寒いでしょ!?


なんのために渡してある合鍵なのよ!』



「ありがとう。待っとるな。夜道は気をつけて。」



『うん!』














仕事が何時に終わるかわからなくて、今年のクリスマスは

やらないことになってたけど、まさか康ちゃんが

家まで会いに来てくれるとは思ってなかった。



嬉しくて、最寄り駅から家までの足取りが軽い。

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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年11月7日 12時

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