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あまりお互いの学年差についての話をしてこなかったけど

私が思っていたよりもずっと彼は悩んでたんだと分かった。



もう少し早く気づいてあげられれば良かったなぁ…と

思いながら彼に私の気持ちが伝わるように語りかける。




『もし、ラウールくんが同級生だったら、きっと

付き合ってなかった。



だって、ここで迷子の新入生のラウールくんを

助けることだってなかったんだから。』




「そうだけど…。


大学生になったらAちゃんは僕の知らない世界で、

飲み会に行ったり大人な先輩に出会ったりするんでしょ?


そしたら子供の僕なんて絶対いらなくなっちゃうもん。」




頬を膨らませて、拗ねる君は小さい子みたいでかわいい。




『まだ想像だけどさ。大学生になっても、きっと

ラウールくんより素敵な男の子なんて居ないと思うの。



優しくて、頭も良くて、ダンスも上手で、

かっこよくて、たまに可愛くて。



歳とか関係なしに尊敬してるし、大好きだと思ってるよ。



だから無理に私に追いつこうとして背伸びなんてしないで

そのままのラウールくんでいてほしい。



それともラウールくんは私のことを信用出来ない?』








「ううん、そんなことない。信用してる。」




『じゃあ、ちゃんと言ってほしいな。



私が、今日1番欲しいと思ってる言葉。』













私たちが出会った中庭にある大きな木の下。



ちょうど校舎から死角になる位置で、少し屈んだ彼は

一瞬触れるだけのキスを私の唇に落とした。









「Aちゃん……卒業おめでとう。大好き。」



『ありがとう、ラウールくん。


これからもずっと私の隣にいてね?』



「こちらこそ、だよ。」











私の新しい門出を祝福するように、ふわりと風が吹いた。






Fin




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白色の表紙のテーマは【アオハル】でした。



卒業シーズンに書いたこの作品で、自分にはアオハルが不足していたことに気づいて萎えました(><)私のアオハルはいづこへ?笑

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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年11月7日 12時

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