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【赤】社内恋愛推進中 ページ25





たしかに新入社員のころ、社内恋愛に少しばかり

憧れていた時期もあった。



でも実際に上司である宮舘さんと付き合うように

なってからは、嫌でも彼が他の女性社員に言い寄られる

姿が目に入るし、私が仕事でミスした時に直ぐバレるし、

あまりいいことがないように思う。








今日だって、部長に頼まれていた資料を1桁ミスしたまま

提出してしまいグチグチグチグチ永遠に怒られている。



いや、資料ミスった私が悪いよ?



でも、こんなに怒らなくてもよくない!?



絶対八つ当たりだよね!?



なーんて本人に言える訳もなく、ただただ

『申し訳ございません』を繰り返す。











そんな私と部長の間に入ってきたのは上司であり、

大好きな彼。






「まぁまぁ部長、それくらいにしませんか?


部長のおかげで大事にならなくて済んだんですから…ね?


部下のミスを事前に気づくのが先輩の仕事だって

僕に教えてくれたのは部長じゃないですか。」




なんて穏やかな顔で言う彼に部長も怯んだようで


【…まぁ、そうだな。じゃあ、これ今日中に直しといて。】


と私にファイルを渡して逃げるようにどこかへ

行ってしまった。













『宮舘さん。ありがとうございます!』



「ん?俺は何にもしてないよ。」



彼は私の頭に軽く手を乗せポンポンと撫でると耳元で


「今日の夜、うちで待ってて。」


と囁き、涼しい顔をして自分のデスクに戻っていった。







一方、私はりんごのように真っ赤な顔になり、

そそくさと自分のデスクに戻る。



すると隣の席から感じる嫌な視線。



その正体は私の同期で、宮舘さんの幼なじみでもある

渡辺くんだ。



彼はヘラヘラ笑いながら


「良かったなぁ!大好きな涼太に助けてもらえて!

周りの女めちゃくちゃお前のこと睨んでたけど!」


と言ってきたので無言で彼の足を踏んだ。





「いったっ!!!この暴力女!!!」



『うるさい!デリカシーのかけらもないクソ男!』



「……涼太、こいつのどこが言いわけ?」



『なに!?聞こえない!』



「なんも言ってねーよ!!!」



『あっそ!!!』



静かになった同期を横目に急いで資料を訂正する。




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作者名:Sakuya | 作成日時:2020年11月7日 12時

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