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第1話・下校 ページ2
ザッザッザッ
ローファーが草を踏み、小気味良い音を立てる
「どこだよここ…」
そう呟いたのは1人の少女。
紺色のブレザーを着た彼女は、乱れた髪をかきあげながらキョロキョロと辺りを見回す。
ここで少し時を遡ってみよう。
約1時間前まで学校にいた。
↓
今日は友達の花子が休みだったので一人で帰る
↓
1時間後、ここに至る。
「あれー？家着かないんだけどー」
もうお気づきの方、いると思います。
彼女は、
生粋の方向音痴です。
そんな彼女の名は鈴木A。
家への道と勘違いし、先程から逆方向に突き進んでいる華の高校生。
方向音痴なだけでも苦労は計り知れないが
それより重症なのは、間違っていると思わない事。
そんな彼女にでも奇跡は起きるもので
気がつくと目の前には、古い鳥居が建っていた
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夜影(プロフ) - とうらぶだー！！更新楽しみにしてるね！ (2015年5月14日 18時) (
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