115話 存在 ページ22
瑞希side
瑞希「…あ……舞桜…」
食堂から出ようとしたら舞桜とあった。
舞桜「………」
無言で僕の横を通る。
瑞希「…大丈夫だよ」
僕の言葉で舞桜は立ち止まる。
瑞希「サウジアラビア戦が終わって中国戦の前には僕はこの世界から消えるから。安心して?」
明るいトーンのまま言う。
瑞希「まぁ…君には関係無いよね…。変な事言ってごめんね。バイバイ」
最後は…何故か声が震え泣きだしそうになっていた。
その後僕は早足で部屋へ戻る。
瑞希「…僕は…この世界にいちゃ駄目なんだ…」
瑞希「うっ…うぅ…」
僕は涙が零れてくる。まるで満杯になった容器の中にさらに水を入れ、零れていくような感じで…。
瑞希「ごめんね…ごめんね…」
僕は嗚咽を漏らし…ただ謝ることしか出来なかった。
瑞希「あと少しだよ…。僕が消えれば…舞桜は幸せだよね…」
ポタポタと静かな音が床に響く。
瑞希「…神様…君から選択は答えずに終わっちゃうな…」
星空を見上げて言う。
瑞希「星空の星が…眩しく思える…。はは…何故だろうね…」
窓から外を眺めれば涙は止まる…とか言って人がいるけど止まらない…。どんどん溢れてくるなぁ…。
瑞希「海の泡になって消えようかな…」
この身体は…消えるのかな…?
瑞希「僕は消える…。貴女は…生きて…」
主人公は…生きなきゃダメだよ…。
.
また…スケッチブックを忘れちゃった…。
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咲夜♪(プロフ) - 雫(シズク)さん» 今忙しいので……時間がある時に読ませていただきます (2019年5月25日 19時) (レス) id: dd598bec6b (このIDを非表示/違反報告)
雫(シズク) - 咲夜♪さん» はい。 咲夜♪さん、良かったら読みに来てください。 (2019年5月25日 19時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
咲夜♪(プロフ) - 雫(シズク)さん» ありがとうございます!頑張りますよー (2019年5月25日 19時) (レス) id: dd598bec6b (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 雫(シズク)さん» 出来たら行きます (2019年5月25日 17時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
雫(シズク) - スイジュさん» はい。 スイジュさん、良かったら読みに来てください。 (2019年5月25日 17時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲夜♪&スイジュ x他2人 | 作成日時:2019年5月22日 7時