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ー…………
ふっと大きく息を吐いた私の背中を叩かれて振り
返る。
『しんちゃん。』
與「いつものさくららしく。行ってこい。」
ス「七瀬さん！スタンバイお願いします！」
しんちゃんとスタッフの声両方に頷いてステージにあがる。
今日は私の誕生日。
そして、地元である福岡での初日。
真っ暗なステージからみる客席。
相変わらず沢山のペンライトが揺れていて思わずほっとする。
今日が私の誕生日だと言うことを知ってくれてるファンのみんなは沢山いて。
生誕祭だ、とSNSでは話題にしてもらった。
だけどもちろんそれをよく思ってない人も沢山いて。
その日だけは絶対行かない、というコメントもあった。
ライブが私のソロで始まることに対して、納得できないというコメントも多かったし、なんで七瀬だけ優遇されてるの？ソロでやれよっていう意見も沢山もらった。
それでも、私はここで歌いたい。
いつか、何かが、伝わるはずだと信じて。
始まる曲。
光るライト。
いっせいに赤くなる客席。
私が辛いとき、いつも励ましてくれた曲。
『 この背中には 見えない翼
この胸には誇りがあるよ 』
ちゃんとAAAとして歩いて行きたい。
メンバーとして認められたい。
たった2年。
他のメンバーに比べたらまだまだ。
それでも、私にはAAAとしての誇りがある。
『 泣いてばかりの頃の自分が
残してくれた幸せの地図 』
メンバーに認めてもらえないのが辛くて
ファンのみんなに受け入れてもらえないのも辛くて
何もできない自分も
AAAの足を引っ張っている自分も嫌で
馬鹿みたいに泣いてばかりいた。
AAAにいる意味が分からなくなって
辞めた方が良いんじゃないかと思ったこともある。
だけど今ならわかる。
あの辛い時期の涙や悩んだ時のみんな言葉があったから今の私がいる。
全部全部、無駄じゃない。
何故か泣きそうになるけど笑って、
客席を見て堂々と歌う。
みんなが私のために作ってくれたステージ。
秀ちゃんが私の想いを伝えるために用意してくれた演出。
これが、私だ。
『 失うことを 恐れぬ勇気
いつでもゼロに戻れる強さ 』
みつくんのラップに合わせてみんながステージにあがってくる。
歓声が響くステージにだいすきなみんなが揃う。
宇「 何がなんでも 先へ行こうと誓った 」
肩を組んで宇野ちゃんとステージを走る。
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ましゅ(プロフ) - おかえりなさい、であっているのか分かりませんが待ってました。本当にこうやってまたsakuさんの執筆されるのが読めると思うとワクワクです。これからもsakuさんのペースで更新していってください。 (2019年8月6日 22時) (
レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
rano(プロフ) - sakuさんのペースでこれからも頑張ってください！！ (2019年5月22日 23時) (レス) id: 84b15d4196 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 初めまして。毎日来てはいちから読み直してます！いつも感動させられてます！更新楽しみにしてます！ (2019年4月3日 19時) (レス) id: 7a71984a73 (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - さなっちさん» わ〜〜！！気づきませんでしたありがとうございます！修正しました（ ; ; ）頑張りますので完結まだぜひお付き合いください〜〜！更新遅くて本当にごめんなさい！！！ (2019年3月28日 7時) (レス) id: 62025c77a8 (このIDを非表示/違反報告)
さなっち - はじめまして。 この小説、とても共感しました。 お話の番号が395から369になっていましたが大丈夫ですか？ 続きが、すご〜〜〜〜〜く気になります。sakuさん、頑張ってください！応援してます。 (2019年3月25日 22時) (レス) id: c90a3cc57a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saku | 作成日時：2018年6月18日 20時
