【Side Story】Possibility Cross (ページ12)

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『Open Sesame!!』ページ12

＊月海の館:書斎

Nightmare『Error、本当にやるのか。』

Error『不思議な気持ちだよな…
仕組まれているかもしれないのに、何故か
あちら側に行こうと思うんだからな。』

＊2人……2骨の様子をCrossが
度々時を止めて覗いていた。

Nightmare『開けゴマって言って
ポータル開けるだけでこれだろ？
でも現実ってどうなってんだろうな』

Error『俺は知らない。ひとつのAU
みたいな構成になってると予想する』

Nightmare『まぁ、物は試しだ。
あちら側の世界でも変わらず能力は使える』

Error『あのソウルレス突っ切って
きたんだけどな、大丈夫かまあ心配だ』

Nightmare『…やってみるか』

＊Nightmareたちは同じ手帖のページを
開き、お互いに強大なポータルを開いた。

『『open Sesame!!』』

＊青い光が視界を埋め尽くす。
いつの間にかNightmareたちは消えていた。

『本当に大丈夫なのか…？』

＊いつの間にかKillerたちも様子を
見ていたらしい。
やはり、心配はしているのだろう。

『…とりあえず、ご飯にしましょうか。』

＊彼はほんの少しの不安を抱きながら、
厨房に向かうのだった。

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*月海の館:Crossの部屋

＊その後、なんやかんやで
2人は帰ってきた。

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【月海の館:外庭】

Error『…帰ってこられた…』

Nightmare
『いや、ほんとにこういう能力なんだな。
AUを飛び回る時とは明らかに違う感覚だ。』

Error『あれが俺らにとってに
現実なのかは分からない。』

＊だが、ひとつ分かったこととすれば…

*それが俺らのひとつの手段ってことだな。

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『けど、それが本当にいいことかは
俺自身にも分からないんだよな…』

＊モフモフのフードを枕替わりにしながら、
Crossはベッドに寝っ転がっていたその時。

Nightmare『おいお前、入るぞ』

『どうぞ。』

Nightmare『折り入ってお前に話がある。

…お前に、手帖の力を使ってもらいたい。』

＊タイムリーすぎる。
…仕方ないとはいえ。

『わかりました、やりましょう。』

＊今縋れる蜘蛛の糸は、これだけだから。