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【真夜中】
久々に真夜中に目を覚ました私は気分転換に夜の散歩に出かけた。
散歩と言っても、オンボロ寮の周辺をぐるっと一周する程度
外に出ると、蛍のような黄緑色の光が沢山飛んでいる
「蛍…？？」
ツノ太郎「……ん？誰だ？」
角…
この前、ユウが角が生えた人と仲良くなったって言ってたな…
「アンタがもしかして、”ツノ太郎”か？」
ツノ太郎「ツノ太郎……ふっ……ふふ、ははは！まさか僕をツノ太郎と言う人間がもう一人とは！
人の子の友人も恐れを知らないとみえる」
「人の子……ユウの事か？」
ツノ太郎「嗚呼。そうだ。お前もその珍妙なあだ名で僕を呼ぶことを許す」
「そりゃあどーも」
すっげぇ、上から目線…聞いた感じ無自覚に話してるだろうし。よっぽど身分の上の人間だな…ってか人間じゃねぇし。
ベストの色を見ると、蛍光色が特徴のディアソムニアか…
ツノ太郎「そうだ。僕はディアソムニアだ」
「え？声に出てた感じ？」
ツノ太郎「嗚呼。出ていたぞ」
マジか…
「……もしかしてだが、アンタ”マレウス・ドラゴニア”？」
マレウス「！いかにも。僕がマレウス・ドラゴニアだ」
「やっぱり」
マレウス「人の子よ。何故分かったんだ？」
「んー…強いて言えば、”勘”」
マレウス「勘…だと」
「気に障ったんなら謝る。理由はその立ち居振る舞いや…オーラとかな。別に皆みたいにアンタの事恐れてはいないから安心しろ
ユウと仲良くしてくれているみたいだし。『契約の時にツノ太郎がアドバイスをくれたおかげだ』って言っていたしさ…」
マレウス「人の子が…！」
何かすっごい嬉しそうだな…
よっぽど友人などいない淋しい人生を送ってきたのか…？？
「で、マレウス先輩って呼んだ方がいいのか、それともツノ太郎かどっちがいい？」
マレウス「お前の好きにするがよい」
「んじゃ、ツノ太郎で。ってかツノ太郎は何しに来たの自分も言える事じゃないがもう真夜中だぞ」
マレウス「僕はガーコイルを見に来た」
ガーコイルって何だ？？
「！…んじゃあ、ツノ太郎。そのガーコイルっていうの教えてくれよ。私は無知な事が多いからな」
マレウス「！…いいだろう。まずガーコイルというのはだな――」
時間経過…
マレウス「――――だから、僕はガーコイルは素晴らしいと感じている」
「成程…ありがとうな。」
マレウス「中々楽しかった。また話そう。人の子よ」
そう言い、ツノ太郎は消えて行った。
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夜来香(プロフ) - ユリカーンさん» 返信遅くなりました。教えてくれてありがとうございます 訂正しておきました。 (2022年3月23日 16時) (
レス) id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカーン(プロフ) - ジャミルさんの名前間違ってません？ジャミル・バイパーがジャミル・ハイパーになってます (2022年3月15日 23時) (レス) @page46 id: a9b4c551ca (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - 蔵元絵美さん» 返信返せなくてすみませんでした。この作品を最高と言ってくれて感激です！これからもよろしくお願いします！！ (2021年11月29日 0時) (レス) id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
蔵元絵美(プロフ) - 初コメ失礼します！何方も好きな作品だったので最高でした！更新待ってます！ (2021年10月28日 18時) (レス) @page17 id: 27040a03d7 (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - よしかさん» ありがとうございます！これからも応援宜しくお願いします (2021年10月10日 19時) (レス) id: b2ecaa304c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜来香 | 作成日時：2021年10月4日 20時
