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「これと、これと、…あー、これも。あと、これもお願い」


Aはその間店員を連れ、杏寿郎の私服を適当に選んでいたが、その選び方はさながらバーゲン品を選ぶかの様な買い方に、先程の店員はまた開いた口が塞がらなかった。


「五条様、少しよろしいでしょうか」


「どう?用意出来そう?」


「はい。伊知地様の方はオーダーメイドが出来次第ご自宅に送らせていただくことになりました。

煉獄様の方は、すぐにでもお渡し出来る物、と言うことでしたので、今ご試着いただいております。確認いただけますでしょうか」


りょーかい、と二人は店の奥へ向かった。






店長に連れられ歩いていると、燃える様な髪の色が黒いスーツによく映える後ろ姿が目に入ってきた。


着物姿では隠れていたが、スーツ姿になるとくっきり出るそのシルエットにAは息を呑み込んだ。


「煉獄様、五条様をお連れしましたよ」


店長がそう言うと、杏寿郎は振り向き、Aを見ると少し照れた様に笑う。


(…!!)


「A、どうだろうか、変ではないか?

…?A?」


固まったまま動かないAを見て、心配そうに顔を覗き込む杏寿郎。


「大丈夫か?」


目の前に杏寿郎の顔が現れ、ハッと目を覚ます。


「あ、え、うん、だ、大丈夫!!」


Aは高鳴る心臓を抑えながら、必死に返事をする。

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AYATO(プロフ) - パスワードありがとうございます!! (2022年11月30日 18時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - AYATOさん» AYATOさん、初めまして。コメントありがとうございます!メッセージに送らせていただきましたので確認をお願いします! (2022年11月30日 17時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
AYATO(プロフ) - 初コメ失礼します! 煉獄さんのパスワード教えて欲しいです✨ とても面白かったです! (2022年11月30日 17時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» いつも本当にありがとうございます!もう少しお待ち下さいねー!これからもよろしくお願いします! (2021年12月15日 22時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編!!!出すんですね!おめでとうございます!!!楽しみに待ってます!! (2021年12月15日 17時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2021年12月4日 9時

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