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「すみません!!!お待たせしました!!!」
伊知地が滑り込んで部屋に入ってくると、
「はい、十五分遅刻」
と悟がビンタをすると、ぎゃあ、っと伊知地は吹っ飛ぶ。
杏寿郎は吹っ飛んだ伊知地を受け止め、大丈夫か?と心配そうに顔を覗き込むと、伊知地はきゅんっとときめく。
「あ、ありがとうございます!あ、貴方は?」
「俺は煉獄杏寿郎だ!これから世話になる!よろしく頼む!」
(ま、まともな人だ…!)
伊知地は感動のあまり、泣きそうになるが、悟に何してんの?、と言われ我に戻る。
「伊知地、Aの買い物に付き合ってあげてくれる?」
「わかりました、…って、Aさん!?戻ってらっしゃったんですか!?」
「やっほー!伊知地久しぶり!悟が無茶言ってごめんね!」
「Aさん…!!良かった、戻って来てくれて良かったです!
Aさんがいらっしゃらない間の五条さんと言ったら…」
伊知地は胃がキリキリするのか、お腹を押さえる。
「伊知地も大変だねー…。悟、程々にしなよ?」
「僕はいつでも慈悲の心を持って接してるけど?」
どーだか!とAが言うと、悟はべーっと舌を出す。
「伊知地、無理を言ってすまんな。
煉獄がこれからAの補助監督になる。色々教えてやってくれ」
「補助監督…ですか。私でよければ」
「お前が一番適任だろうからな、よろしく頼む」
夜蛾が伊知地に言うと、伊知地は、わかりました、と答える。
「じゃあそういうことだから、僕はそろそろ授業に行くねー。
伊知地、くれぐれもAを頼むよ?」
悟が伊知地に念を押すと、伊知地はうっ、と腹を抱える。
「もう!あまり伊知地を虐めないでよ!
早く授業行っといで!」
そうAに言われると、悟ははーい、と踵を返し手を振りながら部屋を後にする。
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AYATO(プロフ) - パスワードありがとうございます!! (2022年11月30日 18時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - AYATOさん» AYATOさん、初めまして。コメントありがとうございます!メッセージに送らせていただきましたので確認をお願いします! (2022年11月30日 17時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
AYATO(プロフ) - 初コメ失礼します! 煉獄さんのパスワード教えて欲しいです✨ とても面白かったです! (2022年11月30日 17時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» いつも本当にありがとうございます!もう少しお待ち下さいねー!これからもよろしくお願いします! (2021年12月15日 22時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編!!!出すんですね!おめでとうございます!!!楽しみに待ってます!! (2021年12月15日 17時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2021年12月4日 9時