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「やっぱりAが時間をいじると代償があるのか。

しかし、無限の中に飛ぶなんて、よく無事だったね」


運良く出て来れても廃人になってたかもしれないよ?、と悟が言う。


「なんか、無下限と時空の両立出来る様になってさ」


「なにそれ、チートだろ」


「でもほら、時空は戦いにはあまり役に立たないし、無下限だって悟の劣化だしさ」


「でもさ、再構築だってあるしねー!

もうさ、最強はAでいいんじゃない?」


悟は口を膨らませながら、面白くなさそうに言う。


「何、悟不貞腐れてんの?」


「当たり前でしょ?

可愛い可愛い僕の妹が、どこの馬の骨ともわからない男と何年も一緒だったって言われてごらんよ。

どうせ、その男もAの容姿にホイホイついてきたいつものパターンでしょ」


「それは違うぞ!」


悟の言葉に杏寿郎は大声で否定すると、悟は耳を押さえる。


「そんな大声出さなくても聞こえてるって。

何が違うの?それともAの力目当て?」


Aは、悟!と嗜めるが、悟の表情はいたって真面目であった。


「今までそれで痛い目あってんの、忘れてないよね?」


悟に痛いところを突かれ、ぐっ、と吃ってしまう。


「悟殿の言うことは尤もだ。

最初にAを見た時に見惚れてしまったのは間違いない!」


悟は、ほらね、と言わんばかりの顔でAを見る。


「だが、俺が惚れたのはAの心だ」


杏寿郎は悟を真っ直ぐに見据えると、悟は面白く無さそうに杏寿郎を見る。


「ふーん…。まぁそこら辺のやつとは少し違うのだけは認めてあげるよ」


悟は先程やり合った時に、手加減していたとはいえ対等に渡り合った点は認めていた。


「では!」


「だけど、ずぇーーったい結婚なんて認めないよ!」


「よもや!!」


困ったな、と杏寿郎は顎に手を当て考え込む。


「杏寿郎、悟のコレは今に始まったことじゃないから、もう気にしないでいいよ」


「だが…」


「それよりさ、何で同じ部屋で寝てたワケ?

まさかもうヤッた「ちょ、悟、何言ってんの!!」」


「悟殿の心配する様なことはしていないつもりだ!!

そういうことは、認めてもらってからと決めているのでな!」


(…何コイツ、真面目か。何か調子狂うんだよな…)


悟は頭を掻きながら、もういいよ、とりあえずこの話はやめやめ、と手を振る。

19→←17 現状把握



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AYATO(プロフ) - パスワードありがとうございます!! (2022年11月30日 18時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - AYATOさん» AYATOさん、初めまして。コメントありがとうございます!メッセージに送らせていただきましたので確認をお願いします! (2022年11月30日 17時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
AYATO(プロフ) - 初コメ失礼します! 煉獄さんのパスワード教えて欲しいです✨ とても面白かったです! (2022年11月30日 17時) (レス) id: ab3c8693a5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 氷飴さん» いつも本当にありがとうございます!もう少しお待ち下さいねー!これからもよろしくお願いします! (2021年12月15日 22時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
氷飴 - 続編!!!出すんですね!おめでとうございます!!!楽しみに待ってます!! (2021年12月15日 17時) (レス) id: ab4c7ac665 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2021年12月4日 9時

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