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「みなさんこちらにいらっしゃいましたか!夕餉の準備が整いました!父上の分はいつものようにこちらにお持ちしますね」


「いや、俺も行く」


「わかりました、ではすぐに……って、え!?」


千寿郎はいつもの通りにするつもりだったため、思わず聞き返してしまった。


照れているのか、槇寿郎は千寿郎のいる方とは逆方向をずっと見ている。

その父の後ろ姿を目を大きくパチパチさせながら見ていると


「千寿郎、ありがとう!今すぐにみんなで行く!」


杏寿郎のその言葉に、声をかけに来た理由をハッと思い出し、で、では父上の分も用意してお待ちしております!と急いで駆けて行く。


その後ろ姿にきゅんとしてしまった。


「ほんとにいい子だねー!煉獄家の遺伝子の強さ半端ないけど!奥さんも美人だったんだろうね、見てみたい……あ。」


「どうした?何かあったか?」


(この時代も確か火葬だったよな…)


「奥さんの遺骨って持ち歩いてたりする?」


「なぜだ?一部だけなら手元に置いてあるが…」


「さっきの槇寿郎の話の続きだけど、戻るのはおすすめしないけど、一瞬だったら奥さんに会えるかも」


「!?何?どういうことだ!!?」


「母上に!?」


2人ともガバッと立ち上がりAに詰め寄る。


「まぁまぁ落ち着いて。向こうで戻る前に降霊術を使うばあさんがいたんだよね。一応視たから使えるとは思うんだけど…やったことないけどさ!」


「降霊術…」


「そ!使うためには肉体の一部を身体に取り込まなきゃだめみたいなんだけど、多分遺骨でもいけるんじゃないかなーって」


「そんなことが…」


「ま、出来るかどうか保証はないし、少しとはいえど遺骨をもらわなきゃだし、無理にとは「お願いしたい!!」」


槇寿郎は必死に願う。


「任務のため妻の死に目に会うことも出来ず、伝えたいことも言えず別れてしまった。千寿郎も幼く、母親のことはほとんど覚えていないだろう。一度だけでも会わせてやりたいとずっと思っていた。杏寿郎も母の遺言を切に守りここまで強くなった。出来なかったとしても文句は言わない。頼む!」


「父上…」


杏寿郎は槇寿郎がそんなことを考えてくれていたとは思わず、目頭を熱くする。


「おーけーおーけー!まっかせーなさい!!」


の前にご飯食べよ!千寿郎も待ってるよ!
というAの提案に現実に戻される。

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さくら(プロフ) - 廣岡唯さん» 廣岡唯さん、ありがとうございます!良かったら続きも読んでいただけるとありがたいです😊 (2022年11月11日 19時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い煉獄杏寿郎さ❤️ん (2022年11月11日 12時) (レス) @page41 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごマカロンさん» いちごマカロンさん、いつもありがとうございます!ニヤニヤしていただいて笑 中々更新出来ずすみません!もう一つの方完結させたら引き続き更新する予定ですので、よろしくお願いします! (2022年4月7日 11時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマカロン - 七話で煉獄さんが夢主に服がばってされてニヤニヤが止まらん (2022年4月5日 18時) (レス) @page8 id: d434798822 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん、コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします^ ^ (2021年8月29日 8時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2021年8月24日 15時

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