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3人は道場に来ていた。
よかったら千寿郎にも見てもらおうというAの申し出で、千寿郎にも確認をすると、是非にも!と目を輝かせていた。


「Aは刀は使えるのか?」

「少しだけなら。ほんとは体術のが得意なんだけど、確か鬼は刀でしか殺せないんだよね?」

「そうだ!日輪刀という刀で鬼の頸を切らねば殺せん!」

「だったら仕方ないよね、刀でやろう」

「うむ!千寿郎、竹刀を持ってきてくれるか!」

「はい!「あ、真剣でやろう」え!?」

千寿郎が言い終わるや否や、Aがとんでもない提案をする。


(なに!?)


「私の使う流派は居合がメインなんだよね。だから竹刀だとちょっと自信ないかも」

「居合か…確かに鞘がないと厳しいな。だが真剣だとヘタをすると命に関わる!にわかには認められん!」

「大丈夫、大丈夫!私は絶対寸止め出来るから!」

いや、俺の身の心配ではなく、君の身なのだがと呆れる。
杏寿郎は自分の剣術に自信を持っている。
ただひたすらに鍛錬の日々を過ごしており、鬼殺隊に9人しかいない柱の1人でもあり、刀を使えるのは少しだけと言う者に負ける気はしなかった。


「いや、君の身の心配をしている」


いつもとは違う少し怒気を含めた声色である。


「あ、私?私は大丈夫!ちょっとズルさせてもらうから!」


「…ズル…とは?」


「ちょっと悟の術式借りる!」


『再構築』


無下限術式を構築する。


「これで大丈夫!杏寿郎は私に触れないよ、試してみる?」


「うむ!!試させてもらおう!」


「おいでー!ほらほら!」


そう言うと、触れてみろと言わんばかりに手を差し出す。


(なに!?)


一瞬躊躇ったものの、杏寿郎はAの手に触れようと試みる…が、いつまでたってもAの手には届かない。


「よもや!!触れられん!!これは…?」


「無限だよ」


「無限?」


「そう、無下限から無限を現実に持ってきた。正確には私に触れようとするほど遅くなってる」


対象を選択すると触れられる様になるけどね。と付け加え、杏寿郎の手に触れる。

少し心がざわついた気がする。


(!!)

「…よくわからないが、本気を出しても大丈夫ということだな!」

「そ、そういうこと!私も寸止め頑張るけど、もしもの時は反転術式で治すから」

悪戯小僧のような笑みを浮かべる。


「…出来れば止めてもらいたい!!」

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さくら(プロフ) - 廣岡唯さん» 廣岡唯さん、ありがとうございます!良かったら続きも読んでいただけるとありがたいです😊 (2022年11月11日 19時) (レス) id: fc46cae9f1 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い煉獄杏寿郎さ❤️ん (2022年11月11日 12時) (レス) @page41 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いちごマカロンさん» いちごマカロンさん、いつもありがとうございます!ニヤニヤしていただいて笑 中々更新出来ずすみません!もう一つの方完結させたら引き続き更新する予定ですので、よろしくお願いします! (2022年4月7日 11時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)
いちごマカロン - 七話で煉獄さんが夢主に服がばってされてニヤニヤが止まらん (2022年4月5日 18時) (レス) @page8 id: d434798822 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - わたあめさん» わたあめさん、コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします^ ^ (2021年8月29日 8時) (レス) id: 8f829f7667 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2021年8月24日 15時

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