呪霊か鬼か【鬼滅の刃】【呪術廻戦】

11 ページ12

「その六眼という眼については、わからないことが多いが、理解はした！」


「そっか、じゃあ続けていい？」


「うむ！頼む！」


「えっとね、なんとなく気付いてるかもしれないけど、私は100年後の未来から来たみたい」


「100年後…」


「そ！列車で見せたでしょ？時間止めたの。あれは術式って言って、呪力を使って発動する…わかりやすく言うと技みたいなものかな」


「ふむ、呼吸を用いた型のようなものだろうか」


「杏寿郎が列車で使ってたやつかな？」


「そうだ！俺は炎の呼吸を使うことが出来る！他にも数種類の呼吸もあり、それぞれ違う型を使うことが出来る！」


「炎の呼吸…だから、杏寿郎の呪力は赤いんだね」


「見えるのか？」


「うん、これで視えるよ。視えるの呪力だけじゃないんだね、知らなかった！」


そういうとAはニコっと微笑む。


(んっ！！！心臓に悪い！！)


「で、向こうで悟の時間を戻したら、おっきいリバウンドくらっちゃって、私の時間も戻っちゃったってワケ」


「悟？」


「あ、私の兄のこと。ちょっと強さが異次元すぎて、私じゃ手に負えなかったみたい」


「…自分より強い相手に術式を使うと、大きな反動が来る…ということだろうか」


「そ！杏寿郎頭いいねー！！」


(…褒められているのか、馬鹿にされているのか読めないな…)


「覚悟はしていたけど、まさかこんな戻されるとは思わなかったよ！びっくり！」


「…Aは元の時間に戻れるのか？」


「いや、多分無理」


「む！！」

あまりにもAが軽い口調で言うので、簡単に時間を戻せるのかと思ったが、真逆の返事をされてしまい、口黙る。

「まだ時間をすすめる術式は使えないんだよね。まして戻すのにほとんどの呪力を使っちゃって、今はポンコツ状態、寝てれば回復するけど、そんなすぐには無理かなー」







「そこでさ！！！」








「む！？」

12→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す