検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:36,150 hit

9話 ダメ ページ10

妖しく光る風丸くんの瞳に思わずゾクゾクしてしまう。

「や……っだ……もう、離して」

顔を背けると、風丸くんが片手でわたしの手を押さえつけ、空いている方の手で私の顎を掴む。

無理やり目を合わせられる。

「やっ…泣いてる顔、見られたくないの……!!」

手足が恐怖で震えだす。

すると、風丸くんが、私の顎から手を離した。

その手は、下に降りていって、私の服の中に滑り込んできた。

「ひ……!ぃ……やめて!!」

私は、足をばたつかせて叫ぶ。

すると、風丸くんの手が、ゆっくりと離れていく。

ドクン。

ドクン。

「……っ……………それ以上は………ダメ…です」

震える声でそう伝えると、風丸くんが私の上から慌ててどいた。

「かぜ、まる……く」

名前を呼んだ瞬間、風丸くんが私の口を塞いだ。

風丸くんからキスの雨が降ってくる。

少し切なくて、甘くて、苦しくて、気持ち良くて………

こんなキス、今までしなかったくせに……

そのキスには、いったいどんな意味があるのか、

彼はいったい何を思っているのか、

それを理解するのは、

今の私では、到底無理な話だった。




この時、風丸くんのことがわかっていたら、

私は、後悔しなかったのかもしれない。









私は、大きな迷路の中で彷徨っていた。

10話 キス=好き??→←8話 男


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:イナイレ , キスフレ , 風丸一朗太   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

神崎 奏(プロフ) - yuriさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです!! (2018年12月3日 15時) (レス) id: 3c3fe50db5 (このIDを非表示/違反報告)
yuri - 面白かったです!応援してます!! (2018年12月3日 0時) (レス) id: cbe69faa9b (このIDを非表示/違反報告)
神崎 奏(プロフ) - アレスさん» ありがとうございます!更新頑張ります!!少しでも楽しんでいただけるように頑張ります! (2018年11月2日 21時) (レス) id: 3c3fe50db5 (このIDを非表示/違反報告)
アレス - とても面白いです!更新頑張ってください! (2018年10月30日 23時) (レス) id: 73833a43c9 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 奏(プロフ) - いさきさん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえるとすごく嬉しいです!これからも頑張ります! (2018年10月24日 23時) (レス) id: 906f3d7dcd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:神崎 奏 | 作成日時:2018年7月23日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。