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目が覚めたら冷たい床だった


ここはどこだろう…

「起きたか」

『!イタッ……あなたは?』

「無理に動くと傷が開くぞ、」

『……ここはどこ?』

「監獄だ、幕府の裏のな」

幕府の裏の監獄…

知っている世間で公表できない奴を追放するための監獄だ


…どうしたものか

「残念ながらテメーはもうじき死刑だ、自分がやったことを後悔するんだな」

『死刑はいつ?』

「3日後だ」

3日…短いな

そういうと男はその場から立ち去った

周りはコントロールで固められ目の前の鉄骨の扉を開けるしか逃げる道はない


助け?来るはずがない


たとえ助けに来ようともこの監獄に来ることは不可能だ

誰も知らない、ごく一部の人間しか知らない地下牢


たとえここを抜け出しでもその後だ

この体じゃすぐやられる

______

「なんでって死ぬ前くらい惚れた女のファースト奪っといて何が悪いんでェ」

__________


あぁ

早く帰りたい

早く


『会いたい……』

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作者名:三日月 | 作成日時:2020年8月23日 0時

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