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この後全員署に連行された
沖田「ったくなんでてめぇがいるんでさァ」
土方「五十嵐」
五十嵐「なんでってAさんに頼まれたから、それだけ」
『さくらの家は忍術も習ってるの、情報提供もプロ以上だよ』
五十嵐「も〜褒めていただけるなんて〜照れるじゃないですかぁ!」
相変わらずうるせぇ奴でさア
『ありがとね、さくら』
五十嵐「いえ、いつでもお待ちしておりますよAさん」
近藤「いつの間にそんな仲良くなったんだ?」
五十嵐「元はうちの役人が坂城のとこに殺られてAに逮捕の依頼をしてたんですが、」
『タイミングよく結婚を申し込まれたんで調査ついでに承諾しました』
山崎「探しても情報何一つ出てこなかったのに…すごいや」
五十嵐「まぁそこらと違うのでね、この後用事がありますのでこれで、」
近藤「あぁ、今度お礼しに行く」
五十嵐「Aさん以外はお断りですニコッ」
近藤「ガーン」泣
______
外を出ると既に夕方だった
近藤「すまなかったな、A」
『大丈夫ですよ近藤さん、なんだかんだいっていい経験出来ましたから』
土方「苦労かけるな…」
『苦労…こんなの苦労でもなんでもないですよ』
そういい髪につけていた簪を取りだした
土方「それあいつから貰ったやつじゃねぇか」
沖田「それ高ぇやっだろ、金に変えてうめぇものでも食おうぜェ」
土方「いやなんでてめぇも入ってんのォ?」
バキッ
「「え?」」
『それっ』
「ぇぇえええー!」
近藤「ちょちょなんでおったのぉ!?てか川に投げ捨てちゃったしぃ!」
『あんな男から貰ったもの、金にかえる価値すらない』
Aも言うようになったじゃねぇか
沖田「結婚する相手はちゃんと選ばなきゃねェ」
『うん、私だって
好きな人と結婚したい』
「?(好きな人_?)」
「「好きな人ォ!?」」
「誰ですか!」
「Aちゃんにもついに好きな人があ!」
土方「うるせっぇぇぇ!」
それを言うお前が1番うるせぇよ
『別に私好きな人がいるとか一言も言ってないんだけど』
「あぁ、そうか」
「焦ったァ」
沖田「でもいないともいってねェでさァ」
『………』
沖田「図星ですかィ」
すると振り返り1人で歩いて行っちまった
好きな人…ねェ
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作者名:三日月 | 作成日時:2020年8月23日 0時