破顔一笑2【銀魂沖田総悟】 (ページ17)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:10,166 hit

66 ページ17

銀時side

昨日いつも通り道場に行くと珍しくAの姿はなく寝坊でもしてんのかと思ったが結局来なかった

何かあったのだろうか

そう思ったがとりあえず明日来なかったらまた考えようと思ったがその心配もなく

『あ、銀ちゃんおはよう』

銀時「…おはよ」

なんだ普通に元気そうじゃねーか

『ごめんね昨日無断で来なくて、倒れちゃって』

銀時「ふーん」

倒れたねー

……………は？

銀時「倒れたァ！？」

『うん、無理しすぎだって怒られちゃった』

銀時「いやいやそりゃそーだろ;;てか倒れたんなら今日はやめだやめ！帰れちゃんと寝てろ」

『そっか…あのね、稽古は今日までにして欲しいの』

銀時「…」

『ちゃんと、仲間を頼ろうと思って』

そう言ったAの顔はどこか吹っ切れた表情だった

銀時「ﾌｯやーっと気づいたか」

『うん、今までありがとうございました』

なんだかんだ朝ははえーがAとの稽古だったから楽しみになってたんだけどな

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

Aside

銀ちゃんとの稽古はいつもより早く切り上げて屯所に戻った

やることがあったから

ザワザワ

隊士達が喋っている所へ入っていく

五十嵐「！Aさん風邪の方は大丈夫ですか！？」

『はい、ご心配おかけ致しました、そこで五十嵐さん』

そう

私はしょうぶは白黒はっきり着けたい派なの

『この前の続きをしませんか？』

五十嵐「…はいっ！」

沖田side

まさかAからそんなこと言い出すとは

珍しいこともあるですねぇ

お互い向き合い構える

「はじめつ！」

五十嵐「はぁ！」

走り出しのタイミングはなかなかいい

その瞬間

Aの構えが変わった

あの構えは

パシン！

胴を打たれ軽く吹っ飛ぶ五十嵐

「いっ、1本！A副隊長」

「わぁああ！」
「なんだありゃ」
「前にまして強くなってるよ！」

土方「……総悟あれは」

沖田「土方さんも気づきやしたか、」

あれは

旦那の構え方に似ている

近藤「さすがAだ、あいつは人の特徴を瞬時に捉え実践することが出来る」

五十嵐「いててて…圧倒的強さ…完敗です」