幸せになってね ページ22
ここは...どこ?
目を開けると、辺り一帯に藤の花が咲き乱れていた。
「よもや、Aも来てしまったか!」
『煉獄殿...どうして...』
「その話は後だ。君には真っ先に会いに行くべき人達がいるだろう?」
煉獄殿はそう言って笑うと、私の後ろを指した。
藤の花が作る一本道。
その奥に、二つの人影を見付けた。
私はその人物を確認すると、思わず走り出した。
私に気付いて手を広げてくれた二人の胸に思い切り飛び込む。
『父上っ!母上っ!』
「よく頑張ったな、A」
「お疲れ様、A」
そんな温かい言葉をかけてくれる父上と母上。
もう魂だけのはずなのに、二人の温もりがよく伝わって来て、私の目に溢れんばかりの涙が浮かぶ。
ねぇ、父上、母上...姉さん。
私、凄く幸せだったの。
愛する人が出来て、新しい妹が二人できて...信頼出来る仲間にも出会えた。
無一郎、私、待ってるから。
だから、次ここで会うときは、私以上に幸せになって会いに来てね。
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桜餅(プロフ) - 織葉さん» ありがとうこざいます!作るの遅くなって申し訳ありません... (2020年2月16日 11時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
織葉(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください。応援しています!! (2020年2月15日 22時) (レス) id: f370ea2008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イリア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.pnp/sakuramoti
作成日時:2020年2月15日 22時