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｢失礼します……｣
｢はーい、どうした……って櫻井先生？わ、顔色悪いな。ベッド空いてるからとりあえず横になりましょう？｣
支えてくれているのはこの学校の保健医の大野先生。
｢申し訳ないです…｣
｢今、生徒も少ないですから大丈夫です。体温と脈測りますね。だいぶ、無理されたんでしょう？｣
ふんわりと微笑む大野先生に少しだけ、張り詰めていた気持ちが緩む。
大野先生に手際よくシャツのボタンを外されて検温されて。
｢んー、体温低いな、頻脈気味だし、これだと頭痛と目眩も酷いでしょ？｣
｢図星です…｣
｢とりあえず、ゆっくりしてください。次、授業何限ですか？｣
｢3限です｣
｢じゃあ、それまでに起こしますから。｣
そう言われてふんわりと前髪を撫でられれば、すぐに眠りに落ちた。
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｢櫻井先生、気分いかがですか？あと30分くらいはあるけど…｣
｢わ、そんなに寝てた…ごめんなさい｣
慌てて起き上がれば、目眩は起こさなかったもののズンと頭の芯が痛む。
｢…まだ顔色良くないなぁ｣
｢え、いや…でも。｣
ズキズキと主張していた頭痛も、さっきよりは改善していて。
これくらいなら出来ます。と大人気なく言い張る。
｢ふふ、じゃあ、心配だからお昼と帰る前、もう一度寄ってください。教師も体が資本です。｣
分かりました、と頷けば満足げに笑う。
｢行ってらっしゃい！｣
大野先生のその言葉に、身も心も軽くなったおかげか、3・4限を無事に乗り切ることができて。
言われた通り、昼休みにも保健室に寄る。
｢はーい合格！次、5限もですか？｣
｢いえ、今日はあと6限ですけど……プリント作りたいので…｣
午前中の仕事が全て終わっていないことを思い出して。
｢じゃあ、無理しないで範囲でやって下さいね｣
:
と言われたんだけど。
｢…頭いてぇ。｣
パソコンの画面が良くなかったのか、プリント作成が終わる頃には完全に頭痛がぶり返してしまった。
それを機にまた貧血の症状も顔を出して。
それでも6限開始の時間が近づいて、教室へと向かう。
今日はこれで最後、と気合を入れて教室に足を踏み入れた。
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あい(プロフ) - 更新ありがとうございます(^o^)楽しく読ませてもらってます☆ (2020年8月19日 0時) (
レス) id: 836a232359 (このIDを非表示/違反報告)
A - リクエスト書いていただきありがとうございました！ またリクエストさせて頂いてます！ (2020年3月24日 20時) (レス) id: cd024b2f2d (このIDを非表示/違反報告)
576666 - 面白いです。がんばってください (2020年2月2日 19時) (レス) id: 16639c2492 (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - あいさん» お読み頂きありがとうございます！リクエストから長らくお待たせしまいすみませんでした(><)またよろしくお願いします^^ (2020年1月21日 7時) (レス) id: 87f5a05ad3 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんばんわ、楽しく読ませてもらいました(*^^*)ありがとうございます(^^)これからも楽しみにしてます☆またリクエスト再開したらさせてもらいますね☆ (2020年1月20日 21時) (レス) id: 836a232359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Noa | 作成日時：2019年9月18日 16時
