Ep.8 ページ9
｢...ねぇ不二子。｣
｢ん？どうしたの。｣
次元の傍を離れ、不二子の細い腰に捕まっている私。
静かな朝から一転、謎のヘリに追われたり、コケて次元に触られたり...色々あってまだ頭が追いつかない。
｢...次元の好きな女性って、どんな人だと思う？｣
｢次元〜？そうねぇ...あたしのことは嫌いみたいよ。｣
｢えっ、そうなの？でもずっと一緒にいるじゃない。｣
｢男はアクセサリー、ってね。｣
大きなバイクを運転しながらウインクしてみせる不二子は、段々と落ちていく日に照らされてとても綺麗だった。
絵の具に汚れないよういつもボロボロの作業着の私とは違う...私も、いつかこんな素敵な女性になれるものだろうか。
｢次元もやっぱり、不二子みたいにグラマラスで色気のある人がいいのかなぁ...。胸ももっとあって、可愛くて....。｣
｢あらあら、さっきから次元次元って....そんなにあいつのことが好きなの？私が目の前にいるのに酷いわねぇ｣
｢なっ...、そ、そんなのじゃないわよ..！｣
｢次元のジャケット着ておいて？｣
｢こ、これは違う！！！｣
｢あぁん、もう、揺らさないでよぉ｣
不二子がその大きな瞳をきらきら輝かせてこちらを見るものだから、女の私もつい見とれてしまう。
なるほど、上目遣いが良いのか。
無事にみんなと合流出来たら、試しに五右衛門にしてみよう。
この時の私は、何故次元に支えられたのを思い返す度に顔が火照るのかということも、この後、あんな悲劇があるということも、何も知るはずがなかったのである。
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スノウ(プロフ) - sakuramikan182さん» やったぁ！！！ありがとうございます！ (2020年10月5日 18時) (
レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - スノウさん» やっと更新しました..！是非読んでくださると嬉しいです！ (2020年10月3日 19時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2020年7月8日 14時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - sakuramikan182さん» そうですか。余計な、お節介を言って申し訳ありませんでした。 (2020年3月13日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - 遊星さん» コメントありがとうございます、作者です。ずっと更新しなければと思い続けていつの間にか月日が経ってしまっている状態です....。多忙のため更新が遅くなり本当に申し訳ないです。気長に待って頂けると喜びます!! (2020年3月13日 8時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん@ | 作成日時：2019年12月7日 10時
