Ep.13 ページ15
次元side
｢じ、次元....。｣
｢どうした。｣
｢......その..昼間はありがとう....。思ってたより大変なことになっちゃって..えっと....朝ご飯のお礼も、迎えに来てくれたお礼も何も出来なくてごめんね...。しかも、私と寝る羽目になっちゃって......｣
｢..お前さん.....。｣
先程までつっかかってきていたAが急にしおらしい態度を見せるものだから、熱でもあるのかとその額に触れる。
｢ひゃ!?な、なにすんの！触んないでよ！｣
するとAは後ろに飛び跳ねて、そのままつまずき倒れていく。
俺は考える間もなくその手を取っていた。
｢わっ..!!｣
｢ったく....A、おめぇはそんなに危なっかしいやつだったか？｣
優しく手を引いて立たせてやると、Aは真っ赤な顔で口を開いたままこちらを見る。
おかしいな、さっき触った時は熱なんか無かったはずなのに。
｢なんだよ顔真っ赤にして。先触った時は熱なんか無かったろ。それとも..俺が格好良すぎたか？ハハッ。｣
｢な...っ、｣
しまった、口を滑らせた。
ほんの冗談のつもりが...またこんなことを言うと『 あんたなんか格好良くないわよ！』なんて頬を引っぱたかれるに違いない...
と思っていたのに。
｢そ、そんなんじゃ......｣
今度は耳まで真っ赤にして後ずさるA。
俺が何かするたびに顔を火照らせて、こんなの....どうしろっていうんだ。
相手は20に行くか行かないかの餓鬼でつるぺたのちんちくりんだって言うのに、どうも俺の心臓は簡単に跳ね上がるらしい。
｢...おいおい..どうしたってんだよ今日は。まぁ、謎の奴らに追われたんじゃそりゃ疲れるだろうな。餓鬼はもう寝る時間だ。怖いなら見張っててやるからさっさと寝な。｣
どうした、なんて言うのは俺の方だ。
あの林檎のように赤くなったAの顔が頭の中で何度も再生されてこっちまで釣られてしまいそうで、帽子を深く被り直して部屋を出ようとした時。
｢.....待って..！｣
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スノウ(プロフ) - sakuramikan182さん» やったぁ！！！ありがとうございます！ (2020年10月5日 18時) (
レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - スノウさん» やっと更新しました..！是非読んでくださると嬉しいです！ (2020年10月3日 19時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2020年7月8日 14時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - sakuramikan182さん» そうですか。余計な、お節介を言って申し訳ありませんでした。 (2020年3月13日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
sakuramikan182(プロフ) - 遊星さん» コメントありがとうございます、作者です。ずっと更新しなければと思い続けていつの間にか月日が経ってしまっている状態です....。多忙のため更新が遅くなり本当に申し訳ないです。気長に待って頂けると喜びます!! (2020年3月13日 8時) (レス) id: 479b7fd337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん@ | 作成日時：2019年12月7日 10時
