夜行性の太陽 Part7 【暗殺教室】【東京喰種】

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ーAsideー


「中村莉桜！！」



みんなの視線が莉桜に向く。莉桜は満足そうに下敷きで自分に風を送っていた。顔に熱が集まるのを防ぐためにかもしれない。



「完璧です。君のやる気はムラっ気があるので心配でしたが」


「んふふ〜ん、なんせ賞金100億かかってっから。触手一本、忘れないでよ殺せんせー」


「もちろんです」



先生は赤色に変色して顔に丸模様を浮き上がらせた。


私は返された答案用紙を見て顔をしかめる。超がつくほどイージー問題でスペルミスが。もったいない。



「さてしかし、一教科トップを取ったところで潰せる触手は一本。喜ぶことができるかは全教科か返した後ですよ」



いたずらげに笑うタコ先生は次の茶封筒を触手に取った。



「続いては国語」


「E組1位は神崎有希子！！がしかし！学年1位は浅野学秀！」



学秀……



「神崎さんも大躍進です。充分ですよ」



肩の力を抜く有希子。その背中はどこか悔しげだった。



「やっぱ点取るなぁ浅野は」


「強すぎ」


「英語だって中村と一点差の2位だぜ？」


「さすが全国1位。全教科相変わらず隙がないな」


「五英傑なんて並んで呼ばれてるけど、結局は浅野一人。あいつを倒さなきゃトップは獲れないんだ」



え、学秀ってそんなすごい子だったの？頭いいってのはなんとなく聞いてたけど、全国1位とは…。



「では続けて返します。社会！…E組1位はなんと二人います！」



教室中がどよめく。



「磯貝悠馬くん。そして東雲Aさん！そして学年では……おめでとう！浅野くんを抑えて学年1位！」


「よしっ！」


『やった！』



磯貝と目を合わせて力強く頷く。



「マニアックな問題が多かった社会でよくぞここまで獲りました！」



優月が紙に正の字を書いていく。



「これで2勝1敗！」


「理科…奥田か！」



今度は愛美に注目が。



「理科のE組1位は奥田愛美！そして……素晴らしい！！学年1位も奥田愛美！」


「3勝1敗！！」



クラス中が盛り上がっていく中業は心底つまらなそうにみんなを眺める。



「数学の結果を待たずしてE組が勝ち越し決定！！」


「仕事したな奥田！！」


「触手一本お前のもんだ！」


「ってことは賭けのあれもいただきだな！」


「楽しみ〜！」


「あとは数学だけですね」


「数学です！E組1位は東雲A！！」


『え！？嘘！』


「すっげー！！」


「学年1位は2人です！東雲さん、それから浅野くんです」



学秀と、並んだ…！

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