んー ページ16
ロビーで考えて考えて…
どうにも出来なくて…
裕太…
電話してみようかな。
でも、鍵も財布もないとか！
恥ずかしくて言えない…
でも、このままじゃ家入れないし…
寒すぎる。
しかたない…
pull…pull…pull
裕太「んー？？」
久々に聞いた裕太の声は
あっけらかんとしてて…
もっと、久しぶり！とか！
電話どうした？とか言うのかと思ったら…
まさかの「んー？」って…
拍子抜けしちゃった。
「あ、久しぶり…
あのさ、いきなりで申し訳ないんだけど…」
『裕太〜このグラスつかっていい〜？？』
え…
女の人の声？
裕太「『適当にだしてー』
ん？Aどした？久々じゃん」
「あ…久しぶり。
誰か来てるの？」
裕太「あー。うん友達来てる
どうした？電話」
「いや…なんでもない…」
裕太「久々に電話してきて
なんでもないとか、イタズラ電話かよ！笑
んで、何よ？？」
「だから、なんでもないってば！」
裕太「んなわけないじゃん！笑」
『裕太〜これ3つしかないの？」
裕太「ちょっとごめんな？
裕太『いや、奥にあるとおもうけど
使うなら一回ゆすいで！』
待たせた！んで、どしたんだよ！」
「だから、なんでもないってば！
楽しんでねバイバイ」
プツ…ツーツーツー
切っちゃった。
あたし、感じ悪いよね…
裕太にほかに女の人が居るのは
しかたないとおもってたけど…
今一緒と思うと
ムカついてしょうがなかった…
そんな資格ないし…
彼女でもなんでもないから！
怒る資格すらないんだろうけど…
かってに…自分だけって
思ってた自分がばかばかしい。
もう…
どうしよう。
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作者名：T
| 作成日時：2020年2月14日 3時
