ありがとう ページ14
大輔「A？？」
「ん？？」
大輔「今…何考えてる？？」
「今……今…」
大輔「何でそんな顔するの？？」
気付いたら涙が止められなくて…
苦しくて…
大輔「ごめんな…ごめん。」
いまだ止められない涙…
止まれ…
止まれ…
大輔「A…俺が！
Aを悲しませてるよな…」
「違うの…」
大輔「ん？」
「私ずっと…ずっと大輔がすきで…
大輔のこと悲しませる彼女さんが嫌いで…
だから、私のが大輔を幸せにできるって
本気で思ってた…」
大輔「うん…」
「だけど…大輔との距離がちかずけば
近くほど…」
大輔「違う奴…」
「大輔が、好きって想うのに…
想えば想うほど
頭の中に違う人が浮かんで…」
大輔「玉…」
「え？？」
大輔「前に皆んなで呑んだ時あったじゃん？
そん時の玉を見るAの顔が見たことない顔で…
玉の事好きなのかな？って思った…」
「え…」
大輔「だけど…俺も彼女とうまく行ってなくて
そんな時にAが好きって言ってくれて…
本当は玉が好きなんじゃないか？って
思ったけど…見ないフリして。
彼女とも別れられなくて…
全部解ってたのに、Aを傷つけた。」
「違う！それは違うよ大輔…
私が大輔の悲しみにつけ込んで…
大輔を苦しめた…」
大輔「ははっ。俺Aにそんな事
言わせてダセーな。」
「そんなふうに言わないで…」
大輔「A…
ちゃんと、終わりにしようか！
俺たち…
始められてもないけど。
これだけは本当だから
聞いて欲しい。
こんな俺が言うのもなんだけど…
あの日、Aを抱いた日から。
ちゃんと、Aがすきだよ。
しっかり出来なくて…
ごめんな？？」
「うぅ…私こそ…
ごめんなさい。」
大輔「解ったから…もう泣かないで。
見たくないから…Aの泣く顔とか…」
って言って優しく抱きしめてくれる大輔…
「ありがとう。」
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作者名：T
| 作成日時：2020年2月14日 3時
