09.学びと新たな再会 ページ11
まんば君から改めてこの世の中について教えて貰った。
そこで自分が本当に無知だった事を知った。
“個性”と言う不思議な力がある事はわかっていましたが、まさかヒーローや敵などと言う存在がいたとは驚きです。
「大まかに説明したが、わからなかった所はあるか？」
「いえ、大体は理解出来ました。ありがとうございます」
「なら良かった」
それで何の話をしていましたっけ？
えーと確か…No.1ヒーローのオールマイトと言う方の出身校、雄英高校から推薦が来た、と言う話でしたよね？
「率直に聞きますが、まんば君はヒーローになりたいんですか？」
「俺は…別にヒーローにならなくてもいい」
目を合わさず、そう話すまんば君を見て私はなんとなく察した。
ならなくてもいい、それはなりたいと言う想いが強いと言う証。
…仕方ありませんね。ここは、素直でない彼に私が背中を押すべき場面です。
「私はいいと思います」
「！」
「まんば君がヒーローになるなら、平和になる事間違いなしですし、私は安心出来ます」
一石二鳥ですね、と言うと何だそれ、とまんば君はふっと笑いを零した。
そして、しばらく考え出し、小さく頷いた。
「…受けてみる、事にする」
「本当ですか！私、精一杯サポートしますね。一緒に頑張りましょう」
「Aが一緒なら俺も心強いな」
ヒーローに関する事は全くですが、その他の事についてなら私が教えられます。
実技があったとしてもまんば君なら問題ありませんね。
「推薦入試まであと8カ月。頑張りましょう！」
「あ、ああ。…何でそんなに興奮気味なんだ？」
「何でもいいじゃないですか！」
「……」
そうして、まんば君は雄英の推薦を受ける事になり、勉強と個性の強化、基礎体力作りを押し込んだ日々の戦いが始まった。
それに対し、私はこの世の中の事を、ヒーローや敵などの事を一緒に学び始めた。
＊＊＊
それから数週間経ったある日、まんば君が学校に行っている時、私はその日外出許可を貰い、ひとりで街中を歩いていた。
外出の時は必ずまんば君と行動してましたから、ひとりでとなると、少し新鮮な気がします。
少しワクワクしながら、街中を歩いていると、誰かの脚にどんっとぶつかった。
「わ…！」
「おっと、大丈夫か……」
転けそうになる私をぶつかった誰かが引き留めてくれたが、相手は何故か無言。
そして
「あ、…ある、じ…？」
「…鶴丸、ですか？」
.
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！もし続くようでしたら、続きを楽しみに待ってます！(*´ω｀*) (2021年9月26日 5時) (
レス) @page31 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ぎゃんかわ…これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年1月7日 12時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - テクノさん» 癒されてあげられている様でとても嬉しいです^ ^ (2019年3月21日 0時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 通りすがりさん» 教えて下さり、ありがとうございます！自分なりに訂正したのですが、まだおかしい点がある様でしたらまたご指摘お願いします！ (2019年3月21日 0時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
テクノ(プロフ) - まんばちゃんと主ちゃんがかわいくて癒されます (2019年3月21日 0時) (レス) id: 5d0adffebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2018年4月1日 21時
