【地縛少年花子くん】キメツ学園の花子くん【鬼滅の刃】

零ノ怪 前世と今世 ページ2

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皆々様、改めましてこんにちは、はじめまして。


私は燈杜(ひもり)A。

このキメツ学園の高校一年生です。




突然ですが、私には前世の記憶というものがあります。




普通なら有り得ないでしょうが、事実です。

いや私も信じがたいんだけどさ、もう物心ついた時から頭の中にあるんだから、自分が信じなきゃ誰が信じてくれるんだ！ってね。

当時は、すんごい高熱で倒れたんだって。
覚えてないけど！



そしてこの記憶によると、私は元大正時代の人で、なんでも人を喰う“鬼”を狩るのを生業とした鬼殺隊って所で働いてたみたい。

その中でも鬼の頭、鬼舞辻無惨を倒すのが最終目的。


月日が経ち、遂に、鬼舞辻無惨との決戦が始まった。



そして私はこの決戦の時に＿＿＿＿＿死んだ。





その時、誰かが凄く泣いてたのだけは覚えてるが、その“誰か”までは思い出せない。



ま、そんなこんなで転生して第二の人生を生きてる私なんですが、今通ってるキメツ学園には元鬼殺隊のメンバーが勢揃い！

私は見た瞬間誰か分かって片っ端から声掛けたんだけど、どうやら私以外みんなは前世の記憶がないみたい。


そっちの方が全然いいよ。

あんな辛い記憶なんか覚えてない方がずっといい。
そうに決まってる。


私だけが、覚えていればいいんだから。


そして願わくば、




みんなにはずっと…忘れたままでいて欲しい。








校門の所でいつもの様に私は笑顔で挨拶をする。



元弟弟子で前世と変わらず金髪の

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿我妻善逸。





「おはよう！善逸ー！」

「あ！おっはようAちゃん！ふへへ〜今日も可愛いねぇ〜！」

「あはは、ありがと！今日も風紀委員の仕事頑張って！」

「もっちろんだよ！よっしゃあ！俄然やる気湧いて来たァアああああ！！」





よしよし、今日もいつも通り元気で女の子好きの善逸だね！

そして相変わらず汚い高音だね！
お姉さん安心安心！



よーし、今日も張り切って女子高生しよーじゃないの！







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