【ツイステ】いえ、魔法士ではなくマジシャンです【名探偵コナン】 (ページ6)

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まさか…そっち系？？ページ6

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突然フリーズしたかと思いきや、顔を真っ赤にしたり、真っ青にしたりと忙しなく変わる表情が何だか少しおかしくて、思わず笑ってしまっても仕方ないと思う。

表情がコロコロ変わって面白いな、と笑っているとそれに気付いたエースがやや頬を膨らませて、こちらを睨む。

「ちょっとーAさんー？笑う事ないじゃありませんかぁー？」

『ごめんて、表情がコロコロ変わるからつい。じゃ、もう夜も遅いのでエース君は談話室のソファをどーぞ？』

「ちぇ…ケチ。
いいですよー。一人寂しく談話室のソファで寝ますよーだ！」

『へえ、寂しいんだ？なら、エースが寝るまで一緒にいてあげよっか？あ、添い寝の方がいい？』

「は……はぁああ！！？
なっななな…！何言ってんのお前！？」

なんて、ちょっと揶揄うと予想通り過ぎる反応が返って来て私はまた笑った。

再び顔を真っ赤にさせ、「もういいっつーの！おやすみ！！」と私とグリムは談話室を追い出されてしまった。
これは、少々揶揄い過ぎてしまったのかもしれない。

『やり過ぎた…かな？』

「て言うか、エースのヤツ。何であんなに焦ってたんだ？」

『さあ？恥ずかしかったんじゃないの？』

「にしては赤くなったり、青くなったり…忙しいヤツなんだゾ。ふわぁあ…」

確かに…と私は色々と思い返してみた。

今の所学園長とユウ君とグリムだけが、私が女である事を知っている。
エースやスペード君はもちろん、他の生徒も私の事は男と認識しているはずだ。なのに、先程のエースの反応。

男を相手にする反応じゃない様な……まさか、エースって…そっち系(・・・・)？？

男同士でもアリ、的な？
あ、だからさっきユウ君と一緒に寝てる事を気にしてたのか！なるほどなるほど～……………まーじで？？

いや！いいと思うよ！？うん！
恋愛に年齢や性別は関係ないって言うし！うん、私はいいと思う！そう言うのがあっても！ここ男子校だし、そう言うのが芽生えるのも有り得なくはないよね！？

『……エースと話す時は、ちょっと距離取ろ』

丁度その時、談話室でエースが膨大なくしゃみをしていたのを私は知る由もない。

友人の新たな秘密を知ってしまった私は、先にグリムをベッドへ寝かせた後、余っていた布団を持って気配を消しながら談話室に戻り、ソファに横になったエースにそっと掛けてから戻って寝た。

ユウ君は私が守る！と、胸に誓って。

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