【文スト】何か物騒な処からのスカウト増えた【名探偵コナン】 (ページ9)

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もーやだー…。

「A？さっきからどうしたの？変だよ」

「顔色もよくないし…もしかして体調でも悪いの！？」

「え？い、否別にそんな事ないよ！元気元気！は、疾くハムサンド食べたいな～…」

「お待たせしました！ご注文のハムサンドとパンケーキです」

タイミング善すぎか

にこにこと何処か貼り付けた笑顔をした店員さんが、注文した料理を並べていく。

そして私の目の前に、いい香りをさせたハムサンドが置かれた。

「あ、有難うございます…」

「よかったねA！ハムサンド楽しみにしてたもんね！」

「え、あ……う、ウン」

「そうなんですか！君の口に合うと僕も嬉しいです。是非、感想が聞きたいですね。あ、そうだ自己紹介してませんでしたよね？僕の名前は安室透と言います。貴方の名前を聞いても？」

「あ、じゃあ私達も！私は桃井恵子って言います！」

「私は中森青子です！」

「恵子さんと青子さんですね」

…な、なんかすんごくトントン拍子で進んで行くンですけど。

こ、これはマジ系？マジで私の事怪しんでません？怪しんでますよね？あーしんどい無理無理もーやだよー！！

そしてさり気無く名前も訊かれるし？もう計画者じゃないですか此の人～…。

太宰さんといい、中也さんといい、度々出会う幽霊さん達といい……

「大人こわァい…」

「…？今、何か言いませんでした？」

「い、いえ！？何も！？なーんにも！？」

「そうですか…。では、名前をお伺いしても？」

「山田花子です」

「おや？僕の聞いていた所では、先程恵子さんと青子さんにはA、と呼ばれていた様に聞こえたのですが…」

「はい済みません嘘です有島Aです」

「有島Aさんですね？とても可愛い名前ですね！」

「ワー、アリガトウゴザイマス」

こわい、本当にこわい。

怪しんでるだろ此の人って思っただけで、もう目付きが他の人と違って見えて来るンですが。

其の王子様スマイルとでも云われてそうな笑顔でさえも、なんだか恐ろしさを感じてしまうのですが。

どうやら私は幽霊さんと話して、彼の故人の友人の名前を口にした事で、とんでもない位怪しまれてしまった様です。

「…ハムサンド、とても美味しい、デス」

「本当ですか！それはよかった！Aさんは江古田高校の生徒なんですよね？ここまで遠い筈なのに、何故こちらに？」

「アハハ…」

『すまん…マジですまん！悪かった！！』

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