何で居るンです！！？ ページ11
.
喫茶ポアロからの帰り。
青子ちゃんと恵子ちゃんと途中で別れ、気を落として私は帰宅していた。
青子ちゃんと恵子ちゃんには悪い事したなぁ…。心配させちゃったし…。
そして……安室さん、とても怖かった。
然も最後に…
「実はこの上は、あの名探偵毛利小五郎先生の探偵事務所なんですよ！僕、実は毛利先生の助手なんです。後で一緒に挨拶に行きませんか？」
なーんて云われて、怪しまれてるって判ってるのに態々行く筈ないよね。しっかりきっちり断りましたとも！ええ！
……すんごく怖かったけど。
笑顔が、なんかもう王子様じゃなくて、怪しまれてるの判ってからなんか胡散臭過ぎて…嗚呼、演技してるンでしょうね此れ……ってなりましたよね！ウン怖かった！！
てかよく考えてみたら、何故に今日会ったばかりの初対面で客の女子高生を連れて挨拶に行こうとか誘ったンですか？
否、怪しいから其の噂の名探偵に推理して貰おうとかなんでしょうねハイ。
更に更に変にボディタッチが多かったです！！
何も知らない何もしてなかった私ならきっと緊張と動悸で失神してる勢いでしたよね！
手とか握ってくるし、肩抱えたり、頭撫でたり…二人の誤解を解くのすっっごく大変なんでしたから！！
「ハッ…此れって、セクハラで訴えてもイケる
…でも、証拠とかない…否、二人に証人になって貰おう。其れならイケるよね、うん。
……あァ〜〜でも、そしたら景光さんが悲しむ…よね？ご友人のお二人も…。
…ま、でももう行く気ないし、大丈夫…だよね？景光さんは無理っぽいって感じのオーラ醸し出してたけど、大丈夫だよね？…大丈夫、だよ…ね？
そんな事ばかり考えていると、あっと云う間に家に着いてしまった。
考え事をし乍歩くのは危ない。
次からは注意しなくては、と私は玄関の鍵を…と思った処で何か違和感に気付いた。
あれ…私、電気付けっ放しで学校行っちゃった…？
外は既に夕暮れで日ももう直ぐ暮れる。
そんな中、消したと思っていた家の灯りが何故か付いており、橙色の光が見えた。
うーわー、やっちゃった。電気代がぁ〜…。
次から気を付ける事が増えるばかりです。
反省し乍、改めて玄関の鍵を開けて中へ入った。
のだが。
「おい手前青鯖ァ！！」
「一寸黙って呉れ給えよ蛞蝓〜」
……………んんんん？？？
………げんちょう、ですかね…？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪見大福(プロフ) - 神作ですね！これからも更新をお待ちしてます。 (11月8日 13時) (
レス) @page31 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 鏡花ちゃん…好き… (10月29日 1時) (レス) @page30 id: be2fe8a188 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 本当に神がかってました、、！投稿大変だと思いますが頑張ってください！🫣💭 (2022年11月27日 18時) (レス) @page29 id: cd0eeb5975 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - 更新をお願い致します！(土下座)楽しみにしてます！ (2022年7月8日 23時) (レス) @page28 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2021年8月8日 5時) (レス) id: c353b30983 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サヒア | 作成日時：2019年7月20日 2時
