【救助する】【放って置く】【盾にする】【先に帰る】 ページ15
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…えーと、状況を少し整理しよう。
突然地面に亀裂が現れ、其処から黒い炎と共に巨大な爆発が起こった。
其れに私達は巻き込まれた。吹き飛ばされた。
そして其の黒い炎の渦に居るのは、矢張りポートマフィアの先代
で、現在私は宙を逆様状態で飛んでいる。
頭に血が登るわこれ。
てか瓦礫がすんごい飛んで来て超危ない。当たるって、当たってないのが奇跡かよ。
え？吹き飛んでる最中に呑気で冷静だなって？
否、別に吹き飛ばされるのが好きな訳じゃないよ？
只、前世で色々あったからね…。宙に浮いてる位じゃ驚かないよ、私は。
却説、他の三人は大丈夫かなと軽く周りを見ると、なんて事でしょう。
中也クンと広津さんが気絶してるではありませんか。
……否、待って嘘だろ。気絶してやがる。
宙に浮いた儘目を瞑っているし、絶対意識ないだろ嘘だろマジかよ。
え、真逆太宰も、なんて事は……なかった、ウン。
ちゃんと岩場に掴まって堪えてた。先代バッチリ見てた。
「太宰は大丈夫。却説…と」
あの気絶中の二人を救助しますか。
私は逆様状態から態勢を変え、先程使ったメスを取り出し、躊躇なくピッと腕を切る。
其処から溢れ、宙に浮かぶ赤い血の液。
これぐらいの量があれば、イケるっしょ。
「異能力______【血液操作】」
「よっ、と 」と私は自分の血を縄の様に細く頑丈な形状にすると、其れを其の儘二人の方へ伸ばし、躰に巻き付けた。
しっかりと巻き付けられた事を確認してから、私はぐんっと引っ張り、引き寄せる。
意図も簡単に二人は私の元に来た。
二人を抱えた儘不安定な地面に着地し、二人を横にさせる。
そして未だに収まらない暴風で飛んで来る瓦礫を防ぐ為に、私は血で硬い壁の様な盾の様なものを作り、周囲に貼った。
「よォし、此れで大丈夫でしょ。見た処怪我もなさそうだし。後は太宰…なんだけど」
軽く中也クンの髪を払い乍、額に怪我が無いか確認した。勿論広津さんも(中也クンにやられたのか蹴られた怪我はあったけども)。
太宰を見ると、黒い炎の中心に居る先代をガン見中。
…そんな見て何か判るもんか？
アレ如何見ても先代でしょ。死人が蘇るなんて信じられないけど、実際彼処に居るし。
でも、なぁんか違和感あるんだわ。
何かは判らないけどさ。
私は取り敢えず、太宰が納得する迄、先代が消える迄、二人を保護し乍待った。
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サヒア(プロフ) - 酸素無駄遣い装置さん» 返信遅くなって申し訳ないです！三期見て青の時代ハマりましたよね笑 好きと云って頂けて嬉しいです^ ^ 頑張ります！ (2019年10月16日 0時) (
レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - 最近文ストのトリップとか青の時代ハマってて！この作品すごい好きです！選択画面とかの設定が好きで！マフィア組とか中也とか好きなので！！頑張って下さい！！ (2019年7月26日 10時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - アリスさん» うわぁーい！嬉しいです！夢主が可愛い！？ありがとうございます！私もマフィア組好きです、とりあえず十五歳編を書き切ろうと思ってます。応援宜しくお願いします！ (2019年6月28日 14時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
アリス - やばいみんな好き←この作品ハマりました！夢主可愛いしマフィア組好きすぎて…これからも頑張ってください！ (2019年6月20日 1時) (レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 心さん» そんな何気ない一言が一番嬉しいです。ありがとうございます^ ^ 頑張らさせて頂きます！ (2019年5月19日 2時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2019年5月9日 0時
