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質問 ページ34

「もちろん」

「何で私が図書室にいることを知ってたんですか?」


花香先輩はしまった、というように顔を歪めます。


「! そ、それは……」

「愛里先輩、私が図書室にいたこと知ってましたか?」

「ううん。今初めて聞いたよ〜」

「私が図書室にいたことを知っているのは警察の方と一緒に死体を発見した三人だけです。では、なぜあなたがそれを知っているのか?」


先ほどとは打って変わって、花香先輩は焦っていました。


「あなたは一回図書室に逃げようとしたんじゃないですか?」


花香先輩の額に汗が伝っていきます。


「でもそこには私がいた。なので仕方なく、私がさっき通ったルートを使ったんじゃないですか?」


私がそう言うと花香先輩は黙り込みました。そして、ため息を吐いて


「……認めるわ」

「! じゃあ、矢野が明美を……?」


牛込先生です。しかし花香先輩は否定しました。


「それは違う」

「?」

「私は死体を見つけただけ。犯人にされたくなくて図書室に逃げようとしたんだけど、そこには櫻さん、あなたがいた」


今の花香先輩はとても落ち着いています。


「普通に逃げようとしたらすでに廊下には凜さんがいて……窓から行かせてもらったわ。でも、私がしたのはそれだけ。殺してなんていないわ」


明らかなこじつけ。ですが、これが嘘だという証拠を、私は持っていません。あのルートを通ってない、言うのならば指紋をとれば証明ができました。しかし、彼女はそれを否定していません。ここから彼女を攻略していくのは難しいでしょう。


「櫻さん、納得しないって顔してるわね。それなら私が音島先生を殺したっていう決定的な証拠を見せてくれる? そんな証拠、あなたは持っているの?」


花香先輩は得意げな顔で言いました。


「あるにはあるんですけど……持っているのは私ではありません」

決定的な証拠→←反論



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山椒(プロフ) - 葛 黎さん» おお…そうなんですか!参考にさせていただきます!ありがとうございました! (2016年7月19日 18時) (レス) id: 20a58c95d6 (このIDを非表示/違反報告)
葛 黎(プロフ) - 山椒さん» あと、発想の逆転をいつも心がけています! (2016年7月16日 11時) (レス) id: 8329f6f9a5 (このIDを非表示/違反報告)
葛 黎(プロフ) - 山椒さん» コツですか…例えば理科の実験で不思議だなと思った性質や日用品をいろんな角度で見てみたりすると結構思いつきます! (2016年7月16日 11時) (レス) id: 8329f6f9a5 (このIDを非表示/違反報告)
山椒(プロフ) - 乱入失礼します!推理ものが書けるなんてすごいです!トリック考えるの難しいのに…コツなどあれば教えていただけませんか? (2016年7月15日 20時) (レス) id: 20a58c95d6 (このIDを非表示/違反報告)
葛 黎(プロフ) - 月夜の黒猫さん» それでいいんだよ〜 (2016年6月5日 8時) (レス) id: 8329f6f9a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葛 黎 | 作成日時:2016年3月21日 16時

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