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「えっ、なに...どうしたの、藍沢先生。ね、怖いよ。離して」
「なあ、白石。」
中で藻掻く白石を更にぎゅっと抱きしめ、いい匂いのする頭部に向かって話しかける。
ぴくりと体をビクつかせ、恐る恐ると言った感じで「なに」という白石。
俺はパッと手を離し、ベッド脇に置かれていたキャリーケースの中から、例の紙袋を取り出して彼女に突きつけた。
「これ、やる。」
白side
藍沢先生から突如発せられた"彼氏"という単語に戸惑う私。
藍沢先生も失態に気づいたのか、落ち着きを無くししきりに癖である親指を擦り付ける仕草をし続け固まっていた。
とりあえず朝食だけは作ろうと、動かない藍沢先生の脇をすり抜けキッチンに向かおうとすると、いきなり手を掴まれ、気づいたらすっぽりと腕の中に収まっていた。
え、え、何、何...?
どうしたの、藍沢先生。
海外に行って来て、フレンドリーになった?
確かに海外はハグやキスが挨拶の国もあるし...
でもここは日本だよ。
ハグやキスは、友達以上の人達が行うスキンシップだよ?
「えっ、なに...どうしたの、藍沢先生。ね、怖いよ。離して」
急にハグをされたかと思えば、そのまま一言も話さず私の髪の毛の匂いを嗅ぐような仕草をする藍沢先生怖くなって、私は離れようと藻掻くが、無駄に筋肉質なその腕は力を発揮して彼は全くダメージを喰らわない。
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Noa(プロフ) - あかりんごさん» はじめまして。pixivでしたら同一人物です。見つけて下さりありがとうございました。 (2020年8月16日 16時) (
レス) id: e4c16b987b (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご - 私この小説見たことあります！！！確かpixivだったような…違ってたらごめんなさい (2020年8月16日 16時) (レス) id: 89de9314a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sakuraba_akebi | 作成日時：2020年6月30日 17時
