9人を照らし続ける太陽 Ⅶ (ページ7)

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末っ子の憂鬱ページ7

ラウールside ( 自粛前 )

今日は佐久間くんとAちゃんと阿部ちゃんと僕っていう謎の組み合わせで雑誌の撮影

珍しく一番乗りで楽屋についてのんびり過ごしていると次にやってきたのは阿部ちゃんとAちゃん

てっきりAちゃんは佐久間くんとくるものだと思ってたから少し驚いて、でもその驚きを悟られないようにおはようって言えば笑顔で僕に抱きつくAちゃん

「あつーい！(笑)」

『ラウちゃん背高くなった？』

「あー、わかんない！(笑)」

阿「ラウ成長期だもんね～」

『ひーくんも抜かしてない？(笑)』

「岩本くんとめめと同じくらいじゃないかな？」

阿「俺ラウールと並ぶの嫌だわ～(笑)」

なんでですか！と笑いながら返していると楽屋のドアがバン！と開いてみんなの視線の先には

佐「なんで置いてったの！！！」

少しぷりぷりしてる佐久間くん

そんな佐久間くんを見てにゃはは～！佐久間くんの笑い方と同じように笑う小悪魔みたいなAちゃん

『だって起きなかったんだもーん』

阿「俺も電話したよー？」

佐「…う、」

僕に引っ付いたまま佐久間くんに反抗するAちゃんが可愛くて頭を撫でるとそれを受け入れるかのように僕の手に擦り寄るAちゃん

『ラウの手って私よりおっきいねぇ』

「まぁ、僕も男の子だしね？(笑)」

そう話していると更に不機嫌になっちゃった佐久間くんが僕からAちゃんを引き剥がして

佐「佐久間さんがヤキモチ妬くのでやめてください」

と、僕を軽く睨んでAちゃんにそう言い放った

僕と阿部ちゃんはそれが可笑しくて笑っちゃったけど目の前のふたりは言った本人も言われた本人も2人共顔を赤く染めあげていた

「ねぇ、あべちゃん」

阿「ん？」

「あの二人さ、よく今まで隠せてたね」

そう言うとほんとそうだね、と呆れ笑いを浮かべた阿部ちゃん

メディアとかの前でやってないからいいけどこの二人本当に大丈夫なのかな？

僕的にやばい気しかしないんだけど、

『ラウちゃーーん！！！だいくんがいじめてきたぁ！！！』

佐「なーー！！！！なんでラウールのとこ行くの！！！俺のとこでいいじゃん！！」

最年少が呆れる程バカップルみたいなやり取りするこの二人、誰かどうにかしてよ、(笑)

「もー、二人共着替えとメイク済ませてからやってよ！」

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