9人を照らし続ける太陽 Ⅶ (ページ42)

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おんなのこページ42

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『う"～～…』

佐「A～動ける～？」

『う"ぅ…』

目が覚めても尚ベッドの上にうずくまってから約1時間が経過

だいくんも唸ってる私の声で目が覚めて私の姿を見て察したのかトトトッとキッチンの方に行って温かいココアを作ってきてくれて

『だいくん、、、ここあ飲む』

そう言ってやっとゆっくりと体を起き上がらせる

そんな私の背中を優しく摩ってココアを差し出す彼

佐「女の子の日なっちゃったか…薬は？無いでしょ？」

『うん……、お薬切れてたから明日買いに行こうって思ってたら予定より早く来ちゃったからお薬ないんだよね…』

そういうと俺買ってこようか？と言うだいくん

ありがたいけど佐久間大介が生理痛の薬を買うなんて女ができたと噂されても仕方ない行為

今まで飲んできた中でロキソニンより私は生理痛専用の薬が一番効くから余計に、何かあったら申し訳なくなるからと大丈夫だよと断れば

佐「んー、でも重いでしょ？そんな状態で買いには行かせらんないから俺買ってくるわ、いつものやつでいいんでしょ？」

そうにこやかに微笑んで言う彼いや、いいからと断っても聞く耳を持たずに軽い変装をして財布片手に家を飛び出した

『…仕事行けるかなぁ…』

幸いにも今日は夕方から10人で収録

両手いっぱいに広がるココアの温かさを感じながらゆっくりと飲む

『夕方にはおさまるといいなぁ、』

生理の周期がバラバラでしかも他の人より少し生理痛が重いらしい私は1日目2日目3日目は地獄のようで朝はもちろん起き上がるのに時間はかかるし、薬も効く時と効かない時があって効いても痛みが消える訳でもないし背中まで痛くなるし

『女の子って嫌だな』

佐「ただいまー！佐久間さん帰ってきたよー！」

悶々と考えていれば車を走らせて買いに行ってくれたらしいだいくんの姿

車のキーを持ったまま寝室まで来たのがその証拠

『ありがと、』

薬を飲んで効くのに時間はかかるからあまり期待はせずに取り敢えずリビングに移動

『ごめんね、ご飯作るよ』

気がつけば昼前、お昼ご飯を作ろうとキッチンに向かえばここにいてくださいとソファに座らさせ、袖を捲りあげる仕草をしながら佐久間さんお手製のご飯作るから！とキッチンの方に消えてった彼

コンロ使えるかな…、

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