9人を照らし続ける太陽 Ⅲ (ページ42)

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病院に着くなり看護師に連れられ人目につかないルートでジャニーさんへの病室へと案内された

『っ、ぱぱ！！！』

病室に入るなり一目散に傍に駆け寄ったA

先に来ていた先輩方も少し驚いていたが彼女との関係性を知っていたからか少し後ろに下がった

「…うちのAがすみません」

三「いーよ、親子水入らずの時間も必要でしょ」

岡「たまにはいいんじゃない？(笑)」

佐「健くん来てたんですね、、」

三「佐久間～いつもの元気はどうした？(笑)」

「…長野さん達もご無沙汰してます」

岩「お疲れ様です」

三「…そんな暗い顔してたらジャニーさん怒るよ？(笑)」

そう言われV6の方々は病室を去っていった

せっかくの対面の時間を申し訳ないなと背中を見ながら思った

『ぱぱ、大丈夫？』

ジャ「大丈夫だよ、A泣いちゃダメだよ、笑顔が素敵なんだから泣かないで」

『…ぱぱ、』

「ジャニーさん…」

深「お身体は？」

『…ねぇ、何で無理したの？』

ジ「無理はしてないよ」

『くも膜下出血…、治る？』

阿「っ……治るよ…きっと、」

阿部が答えづらいのもそうだ、くも膜下出血は手術が成功したとしても後遺症が残る確率が高く…約3分の1しか元気に社会に戻ることは出来ないって言われているのだから

彼女がこれに関しての知識が低くてある意味助かった

ただ、確実に治るという保証はついてないから少し心苦しい

それからというものの彼女は毎日病室を訪れた、

たった1分でも会っていたいから、そう言って会いに行き、先輩方を混じえて話したりと色々な先輩から話を聞いた

『…行ってきます』

そして今日も、仕事の合間のたった50分…行きと帰りの時間込で10分程度しか会えないのに行く彼女

「行ってらっしゃい」

そう笑顔で彼女を送り出すものの

渡「心配だな」

「そう、だね」

佐「涼太～、翔太～、仕事終わったら俺らも行かね？多分A終わっても行くからさ」

佐久間の提案により仕事終わった後に全員でお見舞いへ行くことになった

「……お願い、ジャニーさん生きて…」

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