9人を照らし続ける太陽 Ⅸ (ページ16)

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新旧末っ子トリオページ16

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ラ「Aちゃん、、、」

『準備万端だよラウちゃん』

暗闇の中二人寄り添ってコソコソ話してればギィィと音ともにまだ誰もいないかぁというターゲットの声

電気がフッと付けばそれは私達への合図でもあって二人同時に飛び出しクラッカーを盛大に鳴らせばびっくりしてしりもちをついたターゲット

ラ「おめでと！」

『阿部ちゃんおめでとう！』

阿「えっ！！！嘘！！嬉しい…！てか、何これすご…、！」

部屋の中には朝早く二人で来て飾り付けした物が電気の光に反射して少し煌めいていた

『阿部ちゃん27歳おめでとう。』

ラ「阿部ちゃんおめでとう！！」

二人で改めておめでとうって言ったら目に少しずつ涙が溜まっていく阿部ちゃん

『なんで泣くの！？』

阿「だって嬉しくてさ…」

『えぇ、、、』

ラ「阿部ちゃん可愛いね(笑)…あ！3人で写真撮ろうよ！ケーキ囲んで！」

そう言ってスマホ片手にラウちゃんが笑顔で言うものだからそうだね、と小さめのケーキを阿部ちゃんに持たせて３人で写真を数枚撮った

『あ、阿部ちゃんこれ私から』

阿「え？いいの？もらって、」

『うん。9人からのはまた別であるけどこれは私個人から』

ありがとうって嬉しそうに包装を施されたプレゼントを抱える阿部ちゃん

これがファンの子に姫と言われる所以かな、なんて考えながら嬉しそうに開ける阿部ちゃんを見つめる

ラ「え！すご！」

阿「…貰っていいの、、？」

『うん、阿部ちゃんに似合いそうだから買ってみたしせっかくなら貰ってよ(笑)』

そう言って嬉しそうに掲げたのは小さな金色のネックレスとこれからの季節にピッタリなマフラー

ラ「阿部ちゃん似合うね～」

阿「ははっ、ありがとうラウール」

『阿部ちゃん阿部ちゃん、あのね』

阿「ん？」

『小さい頃から面倒見てくれてありがとう、これからもよろしくね』

阿「！…ね、佐久間とふっかに怒られるの承知で１回ハグさせて」

阿部ちゃんの言葉が終わった瞬間フワッと爽やかな匂いに包まれ阿部ちゃんの胸の中だと理解するまでまほんの少しだけ時間を要した

めちゃくちゃ嬉しい、と呟いて私を抱き締める阿部ちゃん

ラ「あはは！Aちゃん埋もれて見えない！(笑)」

『阿部ちゃん苦しい～』

阿「ごめん！(笑)」

その後もケーキをつつきながら思い出話だったりに花を咲かせた