末っ子のもう一人ご存じですか？？ (ページ22)

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きょうもとページ22

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『でさ、きょも～』

京「はいはい、なに？」

心配、と言われ正直迷惑しかかけてねぇじゃんって思ったのと同時に嬉しくてたまらなかった、私なんかを心配してくれてって、

京「…みや？」

『ん、あ、なに？(笑)』

母ちゃんがいいって言ってるから何日か泊まったりしてく？なんて相変わらずの笑顔を向けるきょも

『今日だけならいいけど数日ってなったら迷惑だしいいよ、(笑)』

そう言うとまぁ俺も仕事あるからずっとそばにいれないしね、と寂しそうに呟く坊ちゃん

『まぁ、今日明日だけでも泊まらせてもらおうかな、？(笑)』

目の前でしょげてるきょもの顔を覗き込みながら言えば、ぱっ！と顔を明るくしてほんと！？と両手を勢いよく包み込む

『きょも寂しがり屋さんだもんね？』

京「みや限定でね」

『ふは！…ありがとうきょも』

京「…気が済むまでいていいんだから、母ちゃん達もみやには言ってないけど落ち着くまで家に居候させてもいいからって俺に言ってきたんだもん、……だから遠慮しないでね」

俺ら家族みたいなもんじゃん？と、彼の唇が綺麗な弧を絵描く

『ね、きょも。』

京「ん？」

『ありがとうね、ほんとに』

京「気にすんなって」

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それから、本当に数日間京本家にお世話になった私

お暇する頃には両手いっぱいに服が入った紙袋

「みやちゃん！これ似合う！」

そう言って私に服をどんどん買い与えたきょもママと

「Aちゃんこれ可愛いからこれも着なさい」

と、半ば無理やり私には買い与えた政樹さん

そして、

京「みや、こういう服持ってなかったでしょ？絶対似合うから！…あ！後こっちの化粧品もみやに合いそう！」

そう言ってデパートを物色して買いまくる京本大我

この家族のせいで私の両手には考えたくもない額の洋服の量

有難いけど、来た時よりも荷物が増えすぎてて困る

でも、全部お気に入りになったし、着ない選択肢は一切ないから全部ありがたく頂戴した

『お世話になりました』

そう一言だけ残して京本家を後にした

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