藤虎の覚悟 ページ10
Aside
「おもちゃの家で海軍が動いた…よく決断してくれたな。藤虎」
「何もあんたの味方をしようってんじゃありやせん。」
藤虎って、海軍大将の藤虎！？
なんでこの国に来てんのよ！
それよりも、おもちゃの家の襲撃…海軍まで出たらフランキーが不利だ。どうする？
「麦わらの一味に加え、更に不審な者たちの動きがあるというのなら当然の筋。」
「軍隊は市民の被害を最小限に抑える為に戦うべきだ。麦わらの目的がお前さんの首だとするなら、大きな破壊も厭わねぇでしょう。
だったら、それを止めるのがあっしの正義。」
「あんたは、そのあとでいい。」
「何だと？」
この藤虎って大将…初めて会うけど…赤犬や黄猿とはまた違う…。
「あたくしゃ、世界徴兵の新参者ですが…大将という立場を受けたからにゃやりてぇ事がある。…それは、王下七武海制度の完全撤廃でごぜえやす。」
お、王下七武海制度の完全撤廃！？
政府に遣える人間がそんな事を望んでいる者がいたなんて…けど、もしこれが引き金で実現したら世界はまた不安定となる…。
争いも起きかねない！
それに、ドフラミンゴ本人に言うなんて…藤虎は一体…？
「某国で起きた海賊の王国乗っ取り事件も、成就すればこんな足元の黒い国になってたんでしょうな。」
…それって、クロコダイル…アラバスタ王国！
藤虎が知ってるって事は、その時から海軍に？
「海軍、七武海、四皇…三大勢力の均衡はどうなる？」
「さぁ、崩してみなきゃ分からねぇ。だから…」
「だから？」
「あんまり悪い事重ねると」
すぐにドフラミンゴの片足が藤虎へ。けれど、刀で受け止め…
「首の値が上がりやすぜ。天夜叉の旦那。」
「ﾌﾌﾌ…消すなら今のうちと言われた気がしたよ。」
「慌てなさんな。今は、仲良くやりやしょう。あんたの国を守ろうってんだ。これから、この国のどんな粗が曝け出されても、あっしは盲目。見えやせんのでご安心を。」
「今年は世界会議…レヴェリーのある年。
否が応でも世界は動く。」
レヴェリー…私ら革命軍も今年がチャンスなんだ。世界を…救う為に。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rain - このお話大好きです！！無理のない程度で頑張ってください！！ (2020年7月23日 15時) (
レス) id: 3d2006b17f (このIDを非表示/違反報告)
影夜 樹(プロフ) - 最高ですね！所々の展開が好きです！ (2019年12月20日 3時) (レス) id: f9b3442272 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜桜姫 | 作成日時：2019年12月4日 18時
