紅の瞬身使い (ページ4)

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episode4 ページ4

NO SIDE

ｸｼﾅ「Aー！いつまで寝てるのー？」

次の日、クシナが2階で寝ているAに声を掛けたが返事がない。
ため息を付いて上がるクシナは、おもいっきりドアを開けて布団を剥がした。

ｸｼﾅ「起きるってばねーー！！」

『んー、やぁ…！』

ｸｼﾅ「演習、観に行くんじゃなかったの？」

『え？…あー！ママ酷いよぉー！！』

今日もミナト班は演習場で演習をしているのでそれを見学する手筈だったのだ。
寝坊をして…バタバタ。

そのまま慌てて出ていった。

ｸｼﾅ「いってらっしゃーい。」

クシナは見送りを終え、家事に入る。

一方、Aは走って向かっていた。

？「Aか？」

『あ、三代目！おはようございます！』

彼はこの木の葉を守る三代目火影。
猿飛ヒルゼンである。

ﾋﾙｾﾞﾝ「おはよう。…そんなに慌ててどうした？」

『ミナト班の演習、見りゅつもりだったのに寝坊しちゃったの…！』

ﾋﾙｾﾞﾝ「それで慌てておったのか…気を付けて行くのだぞ。…あ、そうだ。言伝を頼む。」

『…コトヅテ？』

ﾋﾙｾﾞﾝ「ミナト…お前の父にだ。少し話があるから火影室まで来いと伝えてくれ。」

『…また寂しくなったの？』

ﾋﾙｾﾞﾝ「違う。ミナト班の事についてだ。」

『…分かった！伝えておくね！』

ﾋﾙｾﾞﾝ「頼んだぞ。」

ヒルゼンとはその場で別れ、ミナトの元へと急ぐ。

だが、着いた時にはもう終わっていたのだ。

『えー！もう終わりー！！もう少しやってよぉ！！』

ﾐﾅﾄ「A、無茶言わないでよ…。」

ﾘﾝ「あとでみんなで特訓するの。付き合ってくれる？」

『特訓するの！？やるー！！』

ｵﾋﾞﾄ「子供だな？」

ｶｶｼ「…またオビトは瞬殺だろうけど。」

ｵﾋﾞﾄ「なんだとー！カカシ、やろうじゃねーかー！！」

『カカシは強いから、オビトすぐに負けちゃいそう！』

ｶｶｼ「…Aにも言われてる。」

ｵﾋﾞﾄ「なんだとー！！」

『あ、パパ！三代目が呼んでたよ。夜に火影室に来てくれって！』

ﾐﾅﾄ「本当かい？…なんの話だろう。」

『ミナト班の事に関してだって？』

ﾐﾅﾄ「…大体分かった。ありがとう、A。」

そのまま、演習場で模擬戦を実演していた。