紅の瞬身使い (ページ24)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:206,335 hit

episode24 ページ24

カカシside

暗部の仕事が珍しく休みだからな。
町を歩いてたら、Aの姿が。

声を掛けると強引に連れられ、一緒にラーメンを食べることに。

なんでだ？

ｶｶｼ「…どうしたの？何かあった？」

『ナルトに会っちゃった…。』

あ、なるほどね。

ｶｶｼ「ナルトに会ったから落ち込んでたんだ。」

『みんな、九尾の器としてしか見てないから…ナルトの味方をしたいのに…。』

ｶｶｼ「ま、焦らなくていいんじゃない？ゆっくりでもいいと思うし。けど、そいつの努力次第で色々変わるしな。」

そして、俺達はお代(そのナルトの分まで)を払って外へ出た。

『カカシ、今日任務は？』

ｶｶｼ「ないよ。じゃなきゃいないから。」

『…あのさ…今日、私もないの…よかったら夕飯食べてかない…？』

ｶｶｼ「………え？いいの？」

Aは黙って頷いた。
その顔は、残念ながら見えなかったけど。

Aの家は、かつてミナト先生とクシナさんが使用していたお家でもあった。

あの事件後、あの建物は無事で住めると聞いたので住む事にしたと言ってたっけ？

着くと、変わらない。
あの頃のままだ。

唯一、Aは昔の話が出来る相手だ。

ｶｶｼ「お邪魔します…。」

俺は緊張しながら部屋へと足を踏み入れた。
…平常心、平常心。