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夏休みも明け、いつも通りの生活に戻った。授業を受けて、部活して、そんな学校生活だけど、そんな中でも楽しみがある。
樹「俺らと組もうよ」
廊下の壁でいつかのように樹に壁ドンされてる状態。あの日と違うのはもうそこに照れも何もないこと。
「別にいいよ。私は。花がいいって言えばね」
樹「慎太郎と花ちゃん一緒に居るの見てるの耐えられそ？」
「樹もいるんでしょ？無理なら見ないように樹に話しかけ続けるから」
樹「それでいいんならいいんだけど。…って、お前もう照れないの？」
「まぁね。もう壁ドンくらいじゃね」
樹「つまんねー」
パッと離れる樹。また照れる様子でも見ようとしてたんだろうな。そのままトコトコと慎太郎と花が話す方に向かっていくから私も後を追う。
何を決めているのかというと、修学旅行の自主研修のグループ決め。修学旅行なんて今の学校生活の唯一の楽しみだよ。4，5人でクラスの隔たりとかなく決めていいと言われ、花と組んで、他に誰にしようかと思っていれば樹から声をかけられたというところ。
結局慎太郎と樹と一緒に回ることになった自主研修。そのことをその日の夜まだかかってき続けているジェシーとの電話で言うと、ジェシー達はあの花火をした時のメンバーから二人を抜いたメンバーで組んだらしく、騒がしそうだなー、なんて思った。
森「修学旅行、絶対もっと距離縮める！」
「もうだいぶ縮まってると思うよ？」
修学旅行も近くなってきた日の帰り道。花との関係に意気込む慎太郎。私の知らない間に二人で出かけてたりもしたくせに、何をいまさら縮めようとしてるの？
森「なんというか、まだ遠慮を感じるんだよねー…」
「それは、しょうがないんじゃない？」
森「それを越えたら少し自信つくんだけどなー」
「いつも自信満々なのに、ほんと花のことになると自信少ない感じだよね」
夏休み中から、自分の慎太郎に対する気持ちが大きくなっていることを認めなくてはいけないくらいになっていたのは分かっていた。それに比例するように、慎太郎の花に対する気持ちも大きくなっていた。そうなればその話を聞くのは私なわけで。出掛けた、連絡した。いろんな話を聞いた。
私は「幼馴染兼相談役」という立場に価値を見出してしまった。そこにいれば一番近い距離で色んな表情の慎太郎が見れるんだよ？役得。それが私の役目だと言い聞かせるようになっていた。
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あまは(プロフ) - よしのさん» 最高だなんて…ありがとうございます！もう少しで完結の予定ですが、それまでお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2021年12月20日 0時) (
レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - シンプルに最高な作品に出会ってしまいました！！！ありがとうございます＾＾お身体ご自愛ください！ (2021年12月17日 11時) (レス) @page45 id: 2f2270aaf2 (このIDを非表示/違反報告)
あまは(プロフ) - hohoさん» 私もしばらく前に学生生活を終了した身なので記憶を引っ張りながらですが、そう思っていただけてすごくうれしいです！こんな作品ですが癒しになっているなら幸いです(笑)育児がんばってください！ (2021年12月16日 1時) (レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
hoho(プロフ) - きゅんきゅんを何処かに置いてきた私の癒しです笑。こんな高校生活送りたかったー！って思いながら育児頑張ります( ^ω^ ) (2021年12月15日 18時) (レス) id: 80be9b38a5 (このIDを非表示/違反報告)
天羽(プロフ) - ありありさん» 凄く嬉しいコメントありがとうございます！！すごく励みになります！また書きたいお話はあるのでしばらく後になってしまうかと思いますがジェシー落ちは書く予定ですので気長に待ってもらえたら嬉しいです！！ (2021年12月15日 14時) (レス) id: 13830d60cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽
| 作成日時：2021年11月7日 2時
