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ジ「今だけとか言わないでもっと話していいと思うよ？Aは」
「…なに？聞いてたの？」
ジ「ちょうど通ったら樹の声するから、声かけようと思ったらAが話してたから、ごめんね？聞いちゃった」
後ろの二人の気まずそうな顔の意味はそれか、と納得する。二人には言ってなかったはずだし。私の気持ち。
ジ「てかおいしそうなの食べてんね。ちょうだいよ」
「いいけどさ、暑いから離れてくれたらね？」
ジ「えー…なら、はい」
渋々、といった声を出して離れて私の隣に座って口を開ける。だいぶ溶けたアイスを入れてやればまぶしいくらいの笑顔で「ありがと」なんて言う。
樹「…マジでお前面白いよね」
こらえるように笑う樹。どこに面白い要素があったんだよ。こういうところ変だよ。
高「…聞こえちゃったからだけど、慎太郎のこと好きなんだ？」
「まぁ、そうだね。でも、分かるでしょ？叶わないやつだから、二人が付き合って自然と諦めつくの待ってる感じ」
高「そうなんだ…」
「気とか使うなよ？今まで通りにしてて」
高「分かってる」
隠してたはずの気持ちは知らない間にここにいるメンバーにはバレてしまった。ただ終わるのを待つだけのものにこんなに人を巻き込んで申し訳ない。
北「ねぇ、このページ、全部間違ってる」
私たちが話す間、ずっと静かにしていた北斗の声に驚いて北斗が見ているページを確認する。…ご飯前私が教えた数学のところ。
「ぜんぶ？」
北「全部」
「…樹、京本君。全部間違えてるらしい」
樹「お前さー！！」
京「まって、やり直し！？」
「ごめんって！私完全文系なのにがんばったんだから！」
残ってたアイスを流し込んで、課題に手を付ける。3人で手分けして数学の確認。
高「俺らもこっちでやる？」
北「じゃないとこいつら無理でしょ」
「なに？教えてくれるの！？助かる！」
樹「北斗しか助けないじゃねーか！高地もジェシーも俺ら側だろ！？」
ジ「だから俺らも学校いるの！荷物もってくるねー！」
少しだけ本音を言ってしんみりしていた気持ちはまたどこへやら。北斗の言葉でもう脳内は課題に切り替わっていた。私、いつも気持ちの切り替え誰かに手伝ってもらってる気がする。
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あまは(プロフ) - よしのさん» 最高だなんて…ありがとうございます！もう少しで完結の予定ですが、それまでお付き合いいただけたら嬉しいです！ (2021年12月20日 0時) (
レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - シンプルに最高な作品に出会ってしまいました！！！ありがとうございます＾＾お身体ご自愛ください！ (2021年12月17日 11時) (レス) @page45 id: 2f2270aaf2 (このIDを非表示/違反報告)
あまは(プロフ) - hohoさん» 私もしばらく前に学生生活を終了した身なので記憶を引っ張りながらですが、そう思っていただけてすごくうれしいです！こんな作品ですが癒しになっているなら幸いです(笑)育児がんばってください！ (2021年12月16日 1時) (レス) id: aa4a13b0c9 (このIDを非表示/違反報告)
hoho(プロフ) - きゅんきゅんを何処かに置いてきた私の癒しです笑。こんな高校生活送りたかったー！って思いながら育児頑張ります( ^ω^ ) (2021年12月15日 18時) (レス) id: 80be9b38a5 (このIDを非表示/違反報告)
天羽(プロフ) - ありありさん» 凄く嬉しいコメントありがとうございます！！すごく励みになります！また書きたいお話はあるのでしばらく後になってしまうかと思いますがジェシー落ちは書く予定ですので気長に待ってもらえたら嬉しいです！！ (2021年12月15日 14時) (レス) id: 13830d60cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽
| 作成日時：2021年11月7日 2時
