【虎視眈々 そして 呑牛之気�ぁ� ページ10
グラウンドの隅に追いやられたAは、ただ山本を見上げる事しか出来なかった。山本が不機嫌なのは見なくても分かる。自然と視線が下がるAの顎を掬い、無理やり目線を合わせた。
「………怒ってる？」
山本「当たり前。ホイホイ後ろ着いて行きすぎ」
「颯ちゃんみたいな事言わないで…」
山本「颯一郎は今関係ないやろ。こっちは心配してんねん」
「……ごめんね？」
山本「ッ……あーもう」
山本はため息をつくと顎を掴むのをやめた。心配そうに覗き込むAの後頭部に手を回し、そのまま引き寄せて抱きしめる。Aの甘い匂いが山本の鼻腔をくすぐった。その匂いを嗅ごうとより一層顔を近付ければ、Aは擽ったそうに身を捩らせた。
「由伸君、」
山本「うっさい」
「他の人もいるから…」
山本「見せつけてんねん」
「……心配かけてごめんなさい」
山本「…ん。まぁ百歩譲って、いや一万歩譲って他球団のとこに行くのは許すけど、せめて一言声かけてや」
「…善処します」
山本「絶対な」
「……だって、由伸君なら誰よりも早く私のこと見つけてくれるから…」
山本「……？颯一郎は」
「颯ちゃんは……空気を読んで私のところに来ない時もある。でも由伸君はどんな状況であれ、絶対私のところに駆けつけてくれる。それがちょっと、嬉しいの…」
そんなAの本音を聞いて山本は目を丸くした。言われて見ればAを見つけた際、颯一郎は��やっぱそこか��という発言をしている。気付いていながらも自由にしていたのは、Aの楽しそうな様子を見て気遣ったからだったと理解した。
山本「……Aは意外とドジだし見張ってないとアカンからな」
「ドジじゃないもん…」
山本「…………阪神のさ」
「…うん」
山本「阪神の人らと話せて楽しかった？」
「……楽しかったよ。みんな優しくて良い人たちばっかり。でも一番居心地いいのは、紛れもなくここだよ」
そう真っ直ぐな眼差しを向けて断言するA。そうじゃなきゃ困る、そう言いたげに髪を撫でれば恥ずかしそうに山本の手首を掴んだ。
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Rey - 坂本勇人選手を出してほしいです!! (12月30日 22時) (
レス) id: 3fec1b3175 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - はじめまして、四季と言います。最高です。これから応援してます!! (12月6日 0時) (レス) @page24 id: 0b6716a94a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - めちゃおもろいです！ (12月1日 20時) (レス) @page16 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - お話好きなので消すのだけはどうか勘弁してください、、、、🥹 (12月1日 2時) (レス) @page15 id: d065f594fe (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 小木田世代の話好きです🥹🫶🏼🩷 (12月1日 0時) (レス) @page15 id: dfc3189701 (このIDを非表示/違反報告)
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