【オンライン練習見学会�ぁ� ページ34
颯一郎の叫び声に反応し、Aの姿を見つけた投手陣たちは一目散にカメラの前へとやってきた。誰もが(主に山本だが)Aとの仲の良さを自慢するようにカメラの前でAに触れ合う。
内心コメントで自分が炎上しているのではないかと不安で仕方ないAだが、それを口にする事は出来ずされるがままだった。
宮城「Aさんが来てくれるの嬉しいです」
山岡「毎日見にきてもええけどな」
田嶋「Aちゃんが見てくれるなら頑張れるな…！」
颯一郎「俺に会いに来てくれたんでしょ？」
小木田「それは絶対にない」
山本「寝言は寝て言えや」
宇田川「もしそうだったら毎回来てる」
山下「大変ですね…Aさん」
福也「いつもこんなの相手にしてるの偉いよ」
「私の味方はお二人だけです…」
練習そっちのけでAの事を争う投手陣をジロリと一瞥し、唯一の良心である二人の元へ避難する。コーチ陣も最早呆れた顔でその光景を見つめていた。
「ぁ…練習の邪魔してごめんなさい。仁藤さん、私一旦離れますけど＿＿」
福也「いいよ、ここにいて」
仁藤の代わりに福也が答えAの腕を掴んだ。でも、と言いたげなAの目を見て福也は微笑む。言い争っている他の選手たちの間を縫うように歩いていき、その後ろを山下と仁藤がついて行った。
『福さんとAちゃん……！』
『後ろついていく巨人ぺーた』
『お宅の幼馴染連れてかれてますよ〜w』
福也「Aが見てくれる方が俄然やる気が出るからね」
山下「そうですねぇ、カッコいいところ見せたいですし！」
「…………普段からカッコいいから、これ以上カッコよくならないでください……」
『Aちゃんのデレきたぁぁ！』
『仁藤さんの持つカメラ震えてるwww』
『Aちゃんが我々の代弁をしてくれました』
『二人の嬉しそうな顔よりも後ろで何か叫んでる投手陣たちが気になって仕方ない』
福也「ならもっとカッコいいとこ見せてあげるよ」
宮城「あ！抜け駆けはダメですよ！！」
その一言で再び投手陣が集結する。Aと仁藤は互いに顔を見合わせて肩を竦めると、投手陣の練習を見守った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rey - 坂本勇人選手を出してほしいです!! (12月30日 22時) (
レス) id: 3fec1b3175 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - はじめまして、四季と言います。最高です。これから応援してます!! (12月6日 0時) (レス) @page24 id: 0b6716a94a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - めちゃおもろいです！ (12月1日 20時) (レス) @page16 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - お話好きなので消すのだけはどうか勘弁してください、、、、🥹 (12月1日 2時) (レス) @page15 id: d065f594fe (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - 小木田世代の話好きです🥹🫶🏼🩷 (12月1日 0時) (レス) @page15 id: dfc3189701 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
